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クラッシュのおのsのレビュー・感想・評価

クラッシュ(2004年製作の映画)
4.2
‪「clash」‬

1. ‪人は常に衝突している。‬
‪パトカーは白と黒。しかし人間の白と黒、善と悪の本質は何を持ってしても分かり得ない。

‪ 2. あと少し話をしていれば。あと少し向き合えば、あと少し諦観を捨て切れれば。あと少し聞き入れれば。
その「あと少し」ができなくなった私たち。透明を纏うことがわからなくなった大人たちの群像劇。‬

「お前は俺だけじゃなくお前自身も貶めている」

‬ 3.‪ 劇中は「誰もが他人を理解しえない」という絶望的なプロットが支配する。その中に描かれるエゴで気まぐれな思いやりが、より絶望を助長する。‬
‪キレイな残酷映画

1.人は常に衝突している。

総評
単純に「肌の色の映画」としては見ることのできない、人間が普遍的に持つ偏った表面上の理解を感じた。「白と黒の映画」ではなく「人と人」の映画だ。

ボブは虚な眼差しで何を見ていたのだろうか。
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