クラッシュの作品情報・感想・評価

クラッシュ2004年製作の映画)

Crash

上映日:2006年02月11日

製作国:

上映時間:112分

ジャンル:

3.8

「クラッシュ」に投稿された感想・評価

kanta

kantaの感想・評価

3.9
アカデミー賞作品賞を受賞した一作。

憎しみが憎しみを生むとはこういうことかと痛感させられた。

本作が公開されてから、時間が経った現在でも人種差別の問題は根強く続いている。

しかし、本作のような映画があることは、社会的に大きな意義があると思う。

私自身も、観ていて身が引き締まった。

より多くの人に観てほしい映画。
白か黒で答えろという難題を突きつけ


オムニバス
口論、家族、怒り、距離感、緊迫
愛情、悲しみ、伏線、事故、救い

むむむむむむ…

アメリカ映画によくある黒人差別を起点に突っ切るストーリーと思いきやそんな単純なものではなかった

悪党にも善人にも家族がいて
誰しも悪意や善意、怨恨や愛情があり
ジレンマを感じることもある

でもある時不意に訪れる他者との接点をきっかけに自分なりに当たり前と思っているなりふりや思考過程が必ずしも当たり前でないことに気付かされる

むむむむむむっとなる深い映画だった
観てよかった
2014年鑑賞

様々な人種、階層、職業に属する人々の人生が、様々な反応を起こして連鎖するヒューマンドラマ。

出演者も豪華で、池波正太郎さんの小説のような「人間は悪いことをしながら善いこともする。善いことをしながら悪いこともする」
っていう、何だか素敵なお話だな~と思って観てたんだけど、何と米アカデミーの3部門受賞作品だった。

ポール・ハギス、すげぇ。
偽善者とは、内在する真の正義とは。アメリカ人だから作れる名作。
缶々

缶々の感想・評価

4.5

痛い。肩はぶつかっても、心に触れる事のできない距離にまた痛さは増していく。
救いがたい溝の深さに自由の女神は涙を地上に落とす。
takahisa

takahisaの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

久々(もしかしたら初めて)鑑賞中に声が出た。アメリカの人種差別を描いた作品で、最初は退屈に感じたものの、中盤以降に回収される伏線と、繋がっていくそれぞれの関係性が最後までドキドキさせられた。Clash(衝突)が、もちろん事故の意もあるが、会話の衝突ってことでもあるのね。
緑雨

緑雨の感想・評価

4.0
「衝突(クラッシュ)」を描いた映画だけに、人と人との衝突、すなわち口論のシーンの出来栄えがどれも素晴らしい。

銃砲店の店主とペルシャ人家族との口論、警察官マット・ディロンと病院の電話オペレーターとの口論、鍵屋とペルシャ人店主のドアを交換しろできないの口論、TVディレクター夫婦の不信感を露わにする口論…無数に散りばめられた口論の緊迫感と壮絶さ。互いの人格をストレートに剥き出しにして切り合い傷つけ合う。感情の昂ぶり。こういった妥協なきぶつかり合いの演出がベースにあるからこそ、作品全体に見応えと説得力が生まれる。

それにしても、ペルシャ人の商店主が逆上する
場面での”透明マント”の伏線回収には思わず声を上げて唸ってしまった。映画を観ていて素晴らしい演出に唸らされることは多々あるが、このように純粋に脚本に唸らされることはめったにないこと。また、TVディレクターテレンス・ハワード(いい役者だ!)がライアン・フィリップ演じる若い警官の理性的な説得にも感情をコントロールできなくなる件りなんかも、それまでの妻や警官との出来事がよく効いている。フィリップがディロンとのペア解消を訴えるシーンでの黒人上司の応対なんかも、非常によく設計されたダイアログだ。

決して脚本だけの映画ではないのは承知するが、こう巧さを見せつけられると、これが「脚本家が撮った映画」であることがつい頭をもたげてしまう。終盤たくさんのエピソードの輪が都合よくつながりすぎるあたり、やや「脚本過剰」の印象を受けてしまったり。

ラストの大団円はちょっと優しすぎるかな、という気もしないでもないのだけど、誰の上にも等しく雪は降る、みたいな余韻も悪くない。
ロスのハイウェイで起きた交通事故をきっかけに、さまざまな人種、階層、職業の人々の人生が連鎖反応を起こすヒューマンドラマ。


最初のシーンがそう繋がるのか!


人は時に誰かに傷付けられ、誰かを傷付ける。
傷付けられてもまた別の誰かに癒やされ、傷付けた人も別の誰かには手を差し伸べる。
そして、人は誰しもひとりでは生きていけない。
この映画の登場人物たちは、やがてそのことに気付いていきます。


嫌な人間にも、根っからの悪人なんてそういないんじゃないか、
そんなことを考えさせられました。
腹が立つ人がいても、別の誰かには優しい人かも知れない。そう思える作品です。
人種差別がベースに描かれていますが、監督が伝えたかったのはそういうことだったんじゃないでしょうか。


人間関係で心が疲れてしまっている人に特にオススメします。
観終わったあとはきっと、心が洗われるような温かい気持ちになれると思います。
Takuma

Takumaの感想・評価

3.0
世界でも有数の多民族国家であるアメリカで生きる人々に待ち受ける数々の悲劇を通して
自動車の衝突事故のような、人と人の悲しい
すれ違い・ぶつかり合いをテーマにした作品。

これはですね、もういち作品に込められた熱量、情報量が多過ぎて、
僕程度の脳内処理能力じゃ追いつかずに
キャパオーバーで熱暴走が起きてしまいました笑
多くの登場人物が出てくるのですが、一つ一つのエピソードが複雑に入り組んでてとにかく重い。
それぞれにそれだけで一本映画撮れるくらいの
ドラマがあり、思わず目を背けたくなるような「衝突」
があって一切手が抜かれた部分がないので
ボディブローのようなじわじわが矢継ぎ早に飛んできて息苦しくなるイメージ。
観る側として焦点を絞る事ができない、、、

個人的には
例えば
グラハム刑事と弟の件や、ライアン関連のエピソードは痛々しくも強く感じ入るものがあり印象深く残っていますが、
他だとイマイチ心情を把握しきれない部分もあったり。
と、このように
一回観ただけじゃとても咀嚼し切れない、濃厚で
隙がなく鋭い作品でしたーーー

ステレオフォニックス「maybe tomorrow」の一番正しい使い方。
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