そらになるらむ

クラッシュのそらになるらむのレビュー・感想・評価

クラッシュ(2004年製作の映画)
3.0
「人々はたいてい車の中にいる。でも触れあいたいのさ。ぶつかりあって何かを実感したいんだ」

ぶつかりあって初めて人種のわだかまりを越える。赦して、認めて、感謝する。この映画が伝えたいのはそういうことだと思います。

よく練られた脚本で、ところどころドーンと心に響くシーンが散りばめられていて、最後まで興味が途切れません。

でも、何かうまくまとまりすぎていて、それぞれのエピソードもいかにも作り話っぽくて、狙いが透けて見える感じなんですよね。
だからストンと落ちない。

「でもまだ怒ってる。それで気がついたの。毎朝がこうなのよ。なぜだかいつも腹を立ててる。理由は分からないの」