3から12年振りの新作。
今更ダイ・ハード?って思ったのは確か。
でも好きなシリーズなので映画館に観に行ったら、これがいやはや大当たり!
どうやら監督のレン・ワイズマン、大のダイ・ハードファンらしく、それが全編に全開しているのである!!
まずマクレーンの娘が出てくる。
この設定に猛烈に引き込まれた。
単純なアイデアなんだけど、その手があったか!と思ったし、年月が経ってるからこそ、できた設定。
これがまたマクレーンの娘なので口が悪い悪いww
それがもう随所に出てきて笑いを誘いつつ痛快。
そもそもダイ・ハードは家族が巻き込まれて、仕方なくボヤきながらテロリストと戦うのが面白いし、すんなりマクレーンを応援したくなる要素なんだけど、それをしっかり踏襲してくれている!
次にバディ。
もちろん刑事の相棒じゃなく、今回はひ弱なハッカーの若造。
物語の核がサイバーテロなので、マクレーンはタジタジなんだけど、そこをしっかりフォローして活躍してくれる。
アナログvsデジタルの対比をうまく引き出してるのも面白い。
サイバー・テロを題材にしたことで、昭和のオヤジ(マクレーン)の魅力をグッと引き出している。
マクレーンは超アナログ人間ww
ケータイすら××しちゃう始末なんだけど、アナログという破天荒さが、デジタル社会にメスを入れる手段なんじゃないかと思わせてくれる。
コンピューターに頼りきりじゃダメだよなぁと。
なんでもコンピューターで管理しているし、今いろんなテロが起きてしまっているから、現実に起こってもおかしくないリアリティさがある。正直怖いなと思った。わからないから突きつけられた情報に、なす術もなく人間は行動しちゃうんだろうなと。
そして極め付けは、怒涛のアクション!
今回のアクションは今見ても本当にハンパない。
初っ端のビルのガン・シークエンスしかり、トンネルの中で車が降ってきたり、飛んでるヘリをトンデモない方法で落としたり、エレベータシャフトでのアクション、凍りついた部屋でのアクション、戦闘機との一騎打ち。どれもこれももう目が釘付け。笑っちゃうくらいすごいw
もう絶対死ぬだろ!って思うけど、ダイ・ハードだから死なないw
そんな安心感もいい。
反撃にいちいちボヤいてるから、笑ってしまう!
レン・ワイズマンだから撮れた21世紀のダイ・ハード!これぞマクレーン!!
他の作品は無茶苦茶パッとしないがw これは別格!!
最高!!
5も、このテンションで作って欲しかったなぁ…。
って思ってたら!!え!6はレン・ワイズマンが撮るの!!
超期待!!期待しかない!