“ふつう”とは違う愛の形
石神には彼女を見ているだけでよかったのだ
遠くから見守るだけで
幸せになってくれさえすれれば
彼女たちが生きる道を照らしてくれたから
数学のように、解までのあらすじを立てるように、完璧に隠蔽をするはずだった
しかし友の存在がそれを阻む
当事者さえも騙してしまう計算高さ
花岡は元旦那のように石神が脅しになると思ってしまう
工藤との密会の写真をカメラで撮った際
「裏切りだ」というセリフは本心かもしれない
しかしそれさえもあらすじにしてしまう
それが彼女が、花岡親子が幸せになる道だから
石神が自首することで、あらすじを事実にしようとする
「この問題を解いても、誰も幸せになれないんだよ」
「隣同士が同じ色になってはいけない」
お隣さんは幸せにならなければいけないのだ
あの湯川先生でさえも友には論理的に、真実を追求できなかった
愛を知らなければ、人を殺すことなかったのかもしれない
そんなの悲しすぎる
原作も素晴らしいが、映画もとても素晴らしい
石神が堤真一さんが原作の予想以上にかっこ良すぎてしまっているが
主題歌「最愛」
愛さなくてもいいから
遠くから見守ってて