このレビューはネタバレを含みます
あまり出来が良い映画ではないのだが、最後のシーンは流石にずるいだろう。
そのあとの主題歌もいい。
太陽系よりもひまわりとの時間を優先していいのだろうか、とかいった葛藤が野原家に全くないのがよかった。
そんな二項対立に惑わされず、とにかく思うままに動いて仕舞えばいいのだ、というメッセージを体現している点は魅力的なシナリオ。
なのだが、終わりかたが見え透いているし、大臣ラッシュもイメージの換気力に乏しく、シンプルにフィクションとしての強度が足りていない。
ひまわり星をわざわざテーマパークにたとえるくだりは可笑しかった。