超ええかげん批評

死ぬまでにしたい10のことの超ええかげん批評のレビュー・感想・評価

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)
2.0

観る前にはよくある、死を目前にしてもポジティブに生きる姿を描いた悲しくも明るい映画かと思ってましたがそうじゃなかった。ポップなジャケットに騙された。
余命宣告を受けても誰にも打ち明けず、仕事は続けなければならないし、家族を愛しながらも浮気をする。
母、妻、また1人の女性としての、どうしようもない人間のリアリティを観た気になれる。そういう意味では重く深みのある映画なのかもしれないが、それ故にエンターテイメントとしての美しさは感じられない、終始暗くてジメジメした映画でした。