kuzira

ごめんのkuziraのレビュー・感想・評価

ごめん(2002年製作の映画)
4.5
出逢ってしまった。出逢えてしまった。
最高やぁ、、最高の映画に巡り合えた


早めの精通を経験する男の子の成長物語なんだけど、それだけでも既に掴まれてる

不思議なんですよ。人間って。身体って。
大人に成長しようとする身体変化と向き合うのって、実は全く心は付いて行けてない

勝手に器官は巡り巡って変化をしようと頑張ってるのかもしれないけど、そんなもの
違和感と焦燥感でしかないのよ

女の子も勿論大変。でも男の子も大変。
忘れ去られる苦悩がほんと良かった

悩んで、悩んで一心不乱に乱されて一喜一憂するのに結局ださくって。
でもどんな大人より凛凛しくて動く全てに感動した。。

それにこの映画は2017年では絶対に撮れない。より鮮明に、より綺麗にを掲げてる今は撮れない。
荒々しいけれど、きちんとセイの気持ちに寄り添うように映すカメラは味があって、グッとくるし、機械ではない人間を感じる

こんな題材で、こんなかっこ悪いのに
まったく下品さが感じなかったし
むしろ、スパイス効いてて最高に上品。


花まるマークに蝶々、飛ばせます
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