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コズモポリスのDWのレビュー・感想・評価

コズモポリス(2012年製作の映画)
4.5
■バロウズ、J・G・バラードなどの小説を映画化しているクローネンバーグ(父)。今回はアメリカのポストモダン小説家、ドン・デリーロの作品が原作。
小説を忠実に再現したらしいですが、まさしく!近未来的なSF感、破滅していく資本主義、その中で皮膚感覚さえ失っていきそうな個人…本当にデリーロの小説を読んでいるようでした。後半の元従業員(?)との掛け合いには従来のクローネンバーグ節が出ているように思えます。
評価が低いようですが、自分はかなり楽しめました。「クローネンバーグはちょっと…」という人の方が意外とハマるんじゃないでしょうか。
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