コズモポリスの作品情報・感想・評価

「コズモポリス」に投稿された感想・評価

Moeka

Moekaの感想・評価

3.5
点数低いからどれだけつまんないかと思ったけどクローネンバーグらしい作品だったと思う。一日リムジンにのって金の動向を見、愛人たちとセックスを楽しむ若手大富豪が辿る死への道。資本主義の幽霊。原作では人間とコンピュータの融合、なんて台詞があるらしくそれは文字通り今までのクローネンバーグ作品まんまだ。大きなヴィジョンと尊大な行動の男。決して疲れることもなければ混乱もしない。デスクの中に生きているなら死ぬ必要があるのだろうか。どこにでも当たり前に存在する科学、人間はもう肉体を持っていないも当然なのかもしれない。主人公の均衡は非常にわかりやすく壊れていく(左右非対称の髪や前立腺など)。そして無ばかりの世界で肉体的な実感をえようとセックスを楽しみ床屋へ行き、殺し屋からも狙われる。最後の抵抗とでも言うように。そして死の先の人生を感じさせる、ビデオドロームやスキャナーズを思わせるエンディング。理屈や哲学で塗り固められた台詞の数々とシュールや世界、そしてずっと描いてきたテーマを貫いたところにクローネンバーグの美学を感じた。ぶっちゃけつまらないちゃつまらないんだけどそれは個人的に資本主義?と興味が足りないからであって作品の良し悪しには関係ないと思うのでおすすめします
Fuuu

Fuuuの感想・評価

3.0
めちゃめちゃ哲学的な映画。
28歳にして超富裕層になり、何一つ不自由無い主人公が、「人民元」の暴落で堕ちていく様を『会話』や『表情』のみで描く作品。

資本主義に関して提言のみ読み取れる映画ですが、非常に難解です。
ひたすらリムジン内での映像。
クローネンバーグ監督作、
鑑賞20本目。

マネーゲーム転落を描く崩壊劇?
ワンシチュのダベり系に近い感覚?
…いや、違う様な気がする。☆

コイツら、会話のキャッチボールを
しようという気がサッパリ無いみたい。
トンチンカン。まるで噛み合ってないの。
(笑)

リムジンに引き籠る、白い顔の主人公。
28歳にして巨万の富を得たにしては、
時代の寵児とか、リア充像には遠い。

自身の破滅や死に対する危機感とか
まるで無し。
んなコトより、散髪屋に行きたい。
SEXしたい。愛が欲しい。

浮世離れしたヴァンパイアは、
リムジンという棺から降り立ち、
命を狙うヴァン・ヘルシングの元へ
自ら足を運ぶのだった…。


…難解というより、もはや不可解に近い。
(笑)
ある意味、『ステレオ』や
『クライム・オブ・ザ・フューチャー』
の方がマシかもよ?
てぃだ

てぃだの感想・評価

2.0
「答えは前立腺にあった」って一体ドユコト笑。一ミリも理解不能だった。個人的には大っ嫌いなジュリエット・ビノシュのセックスシーン見せられただけで既に不愉快だった笑。政治に傾倒しすぎたつまらない時期のゴダール映画かと思った。
ennea

enneaの感想・評価

2.0
2013/11/26 レンタルにて鑑賞。
「ヤクで消したいどんな痛みがあるんだか」「俺の前立腺は非対称だ」「答えはお前の前立腺にあったんだ」のセリフが印象的。
koocky

koockyの感想・評価

3.4
説明がムズイ。
ストーリーを追うと混乱する映画だ。
投資で成功を収めた男が一瞬にして失墜するわけだが、その過程で様々な登場人物が脳内を引っ掻き回していくから整理する間もなく終焉を迎える。
少々破綻してる部分もあるが、まぁクローネンバーグだから気にするな。

このレビューはネタバレを含みます

2012年カナダ、フランス、イタリア、ポルトガル。原作はドン・デリーロの同名小説(2003年刊行)。億万長者の青年エリックが、リムジン内でサイバー資本主義社会についてひたすら哲学的対話を続ける(婚約者によると、彼は「物事を知る仕事」をしている)。主人公が極めて自己完結的であるというか、無関心なほど自己と距離を置いているにもかかわらず、他者に助言を求めるのが興味深い。「新しい通貨の単位」や、デモを行う若者のマスコットキャラとして、ネズミが多用されている。劇中でたびたび出てくる「資本主義の幽霊」とはなにか。
ゴマ

ゴマの感想・評価

3.6
主人公の株で大儲けをした投資家の男の生きる意味を見出せずセックスにおぼれている設定や自らの手のひらを打ち抜くという自己破壊願望は観ていて「ファイトクラブ」を思い起こさせた。
過去に鑑賞。


小難しい感じのセリフばかりで
頭に入ってこなかった(笑)
雰囲気はなんとなく良かった。
常に変わりゆく世の中で変わることのできない、人間性を失った人間が自由を体感するために狂ってゆく…
手を撃つ瞬間は本当に痛そうだが、同時にとてもとても自由を感じた。
ラストの彼の涙は本当に美しい。

あの王座のようなリムジンに乗ってみたいよねぇ、あれは本当に美しい車内だよ。
>|