のり

阿修羅城の瞳ののりのレビュー・感想・評価

阿修羅城の瞳(2005年製作の映画)
3.3
2003年のゲキシネにハマってDVD買っちゃったので、同じ染五郎さんが出てるなら見ましょうと思って借りてきた。こうなると2000年版の舞台も気になるなー/(^o^)\
まあ、レビューを読んだり予告編を見たりして、見る前からうすうす感じてはいたけど、CGが安っぽい!時代を感じる(笑) 2003年の舞台の鬼の造形もそうなんだけど、ビジュアル的なセンスは決して私の好みではないなと思った(笑)(新感線は基本的にそういうの多いかも…) 鬼斬ったら緑の血が出てくるし、なんだか戦隊もの見てるみたいな気分になる感じのCG(笑) その反面阿修羅城とかのセットはかなりお金かけてるんだろうな~と思ったり。まあ、ここも、どこぞのラブホみたいだなと思ったりもしたけど(失礼)
やっぱり舞台っぽい映画だなあと思うところが多くて。冒頭で橋のところの静かなシーン→派手なオープニング、って続くところとかもだけど、殺陣のスピード感とか音響は新感線らしく感じるなあという感じだし。あと「首が飛んでも動いてみせらあ」は舞台と同じような言い方だったな。片眼だけ寄り目で見得切ってたし。
染五郎さんやっぱりかっこいいなあ。鬼御門時代の若い出門が見られて嬉しい。あと本番が終わって楽屋で顔の半分だけ化粧を落としてるところがあるんだけど、そこも印象的だったなあ。
宮沢りえのつばきは繊細な感じなんだね。たぶん2003年の天海さんが突出して強そうなんだと思うんだけど(笑) 江戸時代なのに前髪があるっていうのがちょっと気になったかな…かわいいけど… あと転生した阿修羅がはじめめちゃくちゃデカくてびっくりした!(笑)
美惨と邪空の関係とかは、夏木マリさんがどうこうっていうのをコメンタリーでちらっと聞いたんだけど、そういうところから派生させていったのかな? 三人衆(?)とか、桜姫とか祓刀斎が出てこないのが寂しいような気も。渡り巫女に沢尻エリカいてびっくりした(笑) 笑死のしゃべり方が似てたので2003年と同じ人かと思ったけどさすがに違ったね!(笑)
恋をするっていうのが、そういうことなんだな、っていうのが分かりやすい映画だった気がします(^o^)笑 でもやっぱりテンポとか展開が舞台らしい映画なので、映画好きの人がこの一本だけ見て面白いと思うかどうかは分からないなあ。
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