1時間にまとめてほしかったスーパーおバカ映画。
生涯ベスト級の衝撃を受けたパシフィックリムから、ロボット映画特集編にいくかと思わせて、ミュージカル強化月間16作目。
実はヒアウィーゴーの方を先に見たこともあって生きメリル・ストリープが新鮮。
相変わらずロケーションは最高で、絶えず流れるABBAの音楽も非常によろしい。
特にスーパートゥルーパーがお気に入りで、ヒアウィーゴーの時なんかは終始、どうしたもんかこのクソ映画は。と思いながらもクライマックスの全力スーパートゥルーパーに、思わずもういっか。とねじ伏せられてしまった、そんなパワーソングでしたな。
今回は生きメリル・ストリープなこともあり、オジオバラブロマンスの雰囲気が終始漂っている。
しかしやね、なんぼメリル・ストリープが歳の割にキュートとはいえさすがそんなもんは見たくもなく、またなんとも下品かつバカ展開な構成は2時間弱耐えうる魅力は持たなかった。
なもんで、ソフィが出てくるシーンが唯一のオアシスでして、父候補3人との島めぐりシークエンスはホッコリしたし、結婚式前の着付けシーンなんかには思わずウルっとさせられるたり。
マンマミーアごときにウルっとくるとは非常に悔しい。いい意味です。
そう考えると意外とメリル・ストリープを殺して若ドナを出し続けたヒアウィーゴーはわりとニーズを把握していたのかもしれない。クソつまらんかったけれども。