機内にて鑑賞。
ノリのいいABBAの曲と、夏のギリシャの島の開放的な明るさや 何事もあまり深刻に考えずに日々を過ごすエピキュリアンぶりがマッチした気楽に楽しめる1本。
ギリシャって本土と島々、夏と冬、内陸と沿岸部ではまるで空気が違う。ギリシャに属するエーゲ海の島ではミコノス島、サントリーニ島、ロードス島に行ったことがあるけど、夏のエーゲ海の島は世界中から人が集まり良くも悪くもほんとにcrazy。照りつける太陽の下、目に眩しい白壁にブーゲンビリアの鮮やかな花が映えて 訪れる人々のリゾート気分を更に盛り上げてくれる、そんな空気の中で話が進みます。
内容は正直軽くて、展開もかなり無茶(￣▽￣)。メリル・ストリープ演じる母親の若かりし頃の”若気のいたり” も、その娘が結婚を前にして取った行動も、私の感覚的にはあり得ないんだけど、音楽のせいか はたまた香り立つようなエーゲ海の魅惑のせいなのか、シリアスなムードや眉をひそめたくなるような感じにはならずに楽しみながら観られます。
ミュージカル系映画は、ストーリー以上に、楽曲が好きかそうでないかで評価がかなり左右されがちだと自覚していたけど、この映画はその典型的なケース。単純な私は、ABBAの曲のノリと勢いに押されて明るい気分になったけど、これ、もしミュージカル仕立てでなかったら陳腐でとても観られなかったかも (^^;; 。それに自分だったら、この中の誰の立場であっても居心地が悪いやら 気まずいやらで どんな顔すればいいのかわからないし(笑) 。
それにしても母娘だけでなく父親候補の顔ぶれも豪華！
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