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アンブレイカブルのharunomaのレビュー・感想・評価

アンブレイカブル(2000年製作の映画)
5.0
ユリイカの後に公開されていたみたいだが
今観ると、シャマランはシネマに向かっていた。
生き残ってしまった者、家、この人を見よ、あるいは凡庸な悪、水のモチーフ、風、光、多層の闇、雨、子供、彼が4つ違うこのミッド・ナイト・シャマラーンと近しかったことはあるのかも知れない。
青山真治が『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』(2001).のパンフレット冊(空白の皇居の地図と、夏目漱石、中野重治の写真が表紙の茶色いクラフト紙)に『アンブレイカブル』と記述していたことは、歴史の上で確かなのだ。
『シックス・センス』は形式の類比からなかなか見直せないが、『アンブレイカブル』はおそらく20回以上は観ているが劇場では、いや

EUREKA ユリイカ
クリムゾン・リバー
リトル・ダンサー
BROTHER
風花
ザ・ウォッチャー
はなればなれに
溺れる魚
アンブレイカブル
回路
あるいは
愛の世紀
アンブレイカブル
すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために
カオスの縁
ゴースト・オブ・マーズ
ミリオンダラー・ベイビー

この順番だったのかも買い物リストでは。

ともかく、シャマランは、傑作処女作、爆笑情念・詩的ロマコメ活劇シネマ=自作自演映画「Praying with Anger」1992、大学時代に家族や友人から資金を借りて製作した半自伝的ドラマ作品(wikiより)を母国で撮っているのだから、やはりシネマの人だった。続けて再生した『ミスター・ガラス』は20分でやはり止めるだろう。あまりにも着水が違いすぎる。
『アンブレイカブル』は彼の最高傑作である。

音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 エドゥアルド・セラ
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