生まれてから泣き止まない赤子、奇妙なことに胎児のうちに両手両足を骨折していたという。骨粗鬆症を生まれながらにして患っている男、イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)は惨めな人生を呪いながらも、アメコミヒーローを唯一の支えにしながら生きていた。
一方、スタジアムで警備員を勤めるダン(ブルース・ウィリス)は、乗車していた列車が脱線する大事故に巻き込まれたが、なんと無傷であった。彼は生まれながらにして、不死身の肉体を持っているのだ。しかし、その事を隠しながら生きている。
そんな、対局のふたりが交差するとき物語は進展する…。
最新作のミスターガラスが公開されているため、予習も兼ねて視聴。
以前何の気なしに見ていた、スプリットも続編であると知って驚いた。
肉体的に弱いサミュエル・L・ジャクソンは新鮮。
終始盛り上がりにかける展開だが、ラストシーンには驚かされた。シックスセンスと同様である。
マーベルヒーローのような派手さはないが、かといってウォッチメンのようなオカルト臭さもなくバランスが取れているような気がした。
続編？のスプリットのラストシーン、テレビを見た女性が「15年前の車椅子の悪人と似ている。確か呼び名がついていたはず」という発言に対して、禿げたおっさん(ダン)か「ミスターガラス」と答えていた意味がようやく理解できた。
