浮浪者

晩菊の浮浪者のレビュー・感想・評価

晩菊(1954年製作の映画)
3.6
「何よ。所詮金貸しのババアじゃないの。」あまりにもあり溢れた愚痴で借り手たちは連帯をなすものの、その「所詮」に隠された怯え、哀しさ、そして忿怒を彼女たちは知らない。もうすでに落ちるところまで落ちてしまったものが「蓄財」をするという圧倒的な無意味!を演じ続ける、かの人をみよ。
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