JTKの映画メモ

ミスティック・リバーのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)
3.2
弱くて間が悪いヤツはとことん不運で最期は犬死し、片や愛する者の為にする暴力や殺人は正義となりその罪は不問にされるヤツが生き残る。まるで「アメリカ的」なるものの皮肉とも受け取れるエンディング。ありきたりな映画的カタルシスとは程遠い後味の悪さ。
ショーン・ペン、ティム・ロビンスの演技とか含めて確かに見応えはあるが、イーストウッドの人間の心の闇にフォーカスする様な、この手の作品は暗くてどっと疲れる。口直しに「サザエさん」とか見たくなる。(苦笑)