JTKさんの映画レビュー・感想・評価

JTK

JTK

映画(361)
ドラマ(0)

へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

ポスターのキャッチコピー通り「完璧な悪夢」だわ。
デヴィッド・リンチみたいな目覚めのいい(笑)ファンタジックな悪夢ならまだしも、神経を逆撫でする後味悪いダウナー系。
中盤までメンタルヤバ系キ印ホラーか
>>続きを読む

ジャイアンツ(1956年製作の映画)

4.2

4Kだそうな。でも既に画質の粗いものはノイズは消せたとしても蘇りはしない。
というか黒澤映画もそうだが、子供の頃、ノイズだらけ台詞も何言っとるかわからん「七人の侍」観て、その魅力が減じるというとそんな
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

2.0

中島哲也にしては正直つまらなんだ。
いつもの通り映像力はハンパないので最後まで飽きることはなかったが、散漫のひとこと。
ジャパニーズホラーの水準からしてもかなりアレな作品。
そもそもアレが何かわからん
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

1.0

途中までは抑揚のない描写のスタイルとか音の使い方とか角丸のほぼ真四角のスクリーンサイズとか斬新で面白く感じてたけど、それにも飽きてきた。
映画なので説明的すぎるのも野暮だが、ここまで謎が多く観た人それ
>>続きを読む

ハード・コア(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

山下敦弘監督作品は傑作「リンダリンダリンダ」を始め結構沢山観てて、信用できるというか、新作が楽しみな監督の1人なんで、いつも通り何の予備知識もなく観てみたら、これが私好みの怪作・奇作・痛快カルト映画だ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレ注意

まず本編始まる前に日本語の字幕で「エンドロール後に映像がありますので席を立たずにお待ちください」みたいな告知すること自体が不粋だし、そんなこと言われたら構えて待ちますわな。ほんで本編
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレ注意

「フレディがヘテロセクシャルとして描かれていた」みたいないい加減な記事を事前に読んで観るのやめよかなとか思ってたわしが馬鹿だった。終始一貫ゲイ(バイ)としてしか描かれとらんがや。
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.8

他に類型があまり見当たらない「カンニング」という切り口が斬新なタイ産の娯楽映画。その面白さは「カメ止め」級。テンポが良くスリリングな展開に終始ハラハラドキドキ。終わり方も申し分なく、”ほぼほぼ”パーフ>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

4.0

その後の展開を暗示させる、北欧ならではの寒々しいながらも静謐で美しい冒頭のシーンから心を奪われる。
念力少女を扱った映画ではブライアン・デ・パルマの「キャーリー」が有名だが、アメリカ映画らしい「虐めら
>>続きを読む

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

3.8

このクソくだらねーお笑いのベクトル何かに似てると思ったら竹中直人の「恋のバカンス」のそれだわ。めっちゃ好き。
松尾スズキ演じるザッパおじさん登場時に流れるザッパのPeaches en Regaliaク
>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.6

世を忍ぶ仮の姿はタクシードライバー、その実は弱きを助け強きを挫く元CIAのスゴ腕必殺仕事人。
スーパーマン然りスパイダーマン然りアメリカンヒーローの雛形から一歩も出ていない紋切型映画なんだけど前作に引
>>続きを読む

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレ注意

初めて観るレバノン映画。この映画の背景にあるこの国の歴史に対する造詣が深ければ深いほど感銘の深度も増すであろうが、そういったこと何も知らなくても感動できるエンタメとしての完成度の高さ
>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.0

アニエス・ヴァルダ監督(88歳・女)と若手写真家JR(33歳・男)の凸凹コンビがそこかしこの田舎や港に繰り出し市井の人々の写真を撮りながら街の建物の壁とかあちこちに巨大な写真のコラージュを作り上げるロ>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

予想される展開を1ミリもズレることなく進む予定調和なストーリーでさえも薄汚れたわしの魂を浄化させるディズニーマジック恐るべし。世知辛い世の中こういう映画は救いですな。すごく良かった。
そしてクマのぬい
>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.4

ジャニーズ(事務所が企画した、或いは企画に関わった)映画なんで金払ってまで観る気は全くなかったのだがポイント貯まってタダだったんで観てみたら、あら意外、なかなか面白かった。
エリート検察官最上(キムタ
>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.0

もはや名匠な域のフランソワ・オゾン監督の最新作。サスペンスが得意な印象なれどオールラウンドにそつなくこなす職人的な作家だと思いきや今作はクローネンバーグやリンチばりにクセのある演出に寄せてきて、ちょっ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

回を重ねるごとにエスカレートする、トム(不死身な俺ってカッコいいだろ?)・クルーズプロデュース&主演の大ナルシストアクションシリーズ。
ちーとはカッコ悪いとこ見せてくれーと思いつつ手に汗握るあっという
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

閉塞感凄まじいネイティブアメリカンの保有地「ウインド・リバー」で起きた強姦殺人事件をめぐる社会派ミステリー。
長年にわたり迫害され差別され続けた者の台詞の端々から炙り出されるアメリカの闇。
法も倫理も
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

口コミで拡まったのかシネコンの最もキャパのでかい劇場が満員だったのも頷ける期待を遥かに超える面白さ!
黒澤明が「ホン(脚本)が良くなけりゃ、どんな名監督でも名優でもどうにもならない」みたいなことを良く
>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

黒地に白のいつもの書体のタイトルバック。音声はこのご時世でモノラル。
毎度お馴染みのウディ・アレンスタイルで始まる新作は、1950年代のコニーアイランドを舞台に絵葉書のような綺麗な映像で描かれる大人の
>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.2

もうちいとハリソン・フォードに似てても良かったんでないかな。
それ以外は、普通に楽しめる娯楽映画でした。監督は手堅いロン・ハワードだし。
子供の頃からスターウォーズ観てるんで、ジョン・ウィリアムズのテ
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

アメリカの片田舎で青春を謳歌しようともしきれず悶々とした日常を送るちょっと自意識過剰な17歳の女の子、自称レディ・バードの成長物語。
友情やら恋愛やら初体験やら所謂青春物語にありがちなパーツを散りばめ
>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.8

「用心棒」がヒットしたんで東宝に二匹目のドジョウを要求されたにしろ流石黒澤またもや大傑作。
前作よりコミカルになったせいなのか前半の状況説明が若干解説的なせいなのかわからんが完成度というかギュッと凝縮
>>続きを読む

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.5

サスペンスとしては若干凡庸なストーリー展開なれど、独特の不穏な味わいはロマン・ポランスキーならではのもの。
そして、その世界観に見事なまでにハマっている妖しい美女エヴァ・グリーンを観てるだけでゾクゾク
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.8

そう。かつての是枝作品というのは痛みを伴うものだった。
今作は、最近の「海街diary」や「そして父になる」等のソフト&ほのぼのファミリー路線を期待するとかなり肩透かしを食らう本来の是枝監督らしい作風
>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

5.0

世の中に「完璧な娯楽映画」があるとすれば、この映画だと確信する。なーんの思想もメッセージもない、ただただ面白いだけの理想的な娯楽映画。
「巨匠」と言われるだけの技の巧みさに何回観ても唸らされる圧倒され
>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.6

やはり映画は監督単位で観るとハズレはない。
というわけで大好きな監督、誰が呼んだかPTAことポール・トーマス・アンダーソンの新作は大当たり。
恋愛映画は積極的には観ないし、予告編でよく目にするティーン
>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

新作が待ち遠しい監督の一人ウェス・アンダーソン。やはり期待は裏切られず、いい塩梅に毒味あるディストピアな近未来の世界観は肌の合うことこの上なし。ストップアニメーションという手法がさらにその世界観に拍車>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

上映中に続編製作が決定するほどの人気ぶりも納得の、笑いあり涙ありの娯楽映画の鏡のような面白さ。
観る前「大ハズレの匂いプンプンする」とか言ってたのは、ティーンズ向けの恋愛映画の予告編でよく見かける松坂
>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

5.0

初公開以来の劇場での鑑賞。凄い。凄すぎて何も言うことはない。以上。
と言いたいとこだけど一応、、、。
映像力が凄すぎる作品なんでコトバが少なめな印象だったけど改めて観てみたらコトバだらけだった。ウィラ
>>続きを読む

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

4.5

もうアレですわ。ボウイ始め好きなアーティストばかり。オープニングからYMOのBehind The Maskでしょ。細野さんも幸宏さんも教授も出てるしテンション上がるわ〜、とミーハーな事しか言えんけど。>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

1.0

オープニングのタイトルバックを観た途端「ん?このセンス合わんかも」と感じた悪い予感は的中。エンドロールまでピクリとも心を動かされず。物分かりのいい親にもイラっとしたし。
映画が悪いわけではない。合わん
>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.5

先週観たスピルバーグのお子ちゃま向け映画(これも傑作)とは真逆な、ほろ苦く哀切この上ない余韻が残る大人な傑作。
脚本も演出も素晴らしく何しろダイアン・クルーガーが抜群に良い。
それにしても悲しすぎると
>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

スピルバーグの大人向け作品の中には描かれる正義感やヒューマニズムが単純すぎて鼻白むことが少なくないが今作は演出が抑制されてたのか何なのか普通に楽しめた。傑作「大統領の陰謀」に繋がるようなエンディングも>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

全くのノーマークだったこの作品、何気に観てみたら「ジョーズ」「未知との遭遇」と並ぶスピルバーグの傑作だった。
時は2045年。荒廃した世界で人々はヴァーチャル空間「オアシス」で別人格アバターを纏い、あ
>>続きを読む

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.8

1990年代初頭のパリ。エイズ啓蒙団体の若者たちの群像劇は、やがてエイズに侵されたショーン(美形)とナタンのゲイカップルの恋愛劇へ。死に至る病に蝕まれたショーンを健気に支えるナタン。2人の選んだ結末は>>続きを読む

>|