エンドロールを眺めながら、何とも言えない虚無感に包まれた。
後味がとにかく悪いサスペンスであることは事前に聞いてたが、それ以上に見返せば見返すほど気付く伏線に驚かされた。
「もし、あの時3人で車に乗っていれば、」
「もし、あの時自分が車に乗っていれば、」
「もし、あの時誰も車に乗っていなかったなら、」
結果とは、数え切れない"if(もし)"の中から選ばれた選択の連続がたどりつく先。
時にその選択は、思いがけない結末の連鎖を生み、本作のような悲劇の結末へと繋がることだってありえる。
ホッケーボールがMystic river(神秘の川)に落ちたその瞬間、波紋は広がり、とまらない。
この映画のポスターが最高だわ。この映画の全てをこの画で表現してる。