ジェーンは孤児院でいくつもの辛い思いをしながらも、自分を強く持ち、生きていく糧として家庭教師の勤め口を得る。
その屋敷の主人エドワードは気難しく、話し方もぶっきらぼうだが、ジェーンはそんな中にも彼の心の優しさを見出だし、恋心を抱いていく。
そこから二転三転していくのだが、ジェーンの成長と愛することへの気づきが描かれる。
見かけや財力などに惹かれるのではなく、自分を必要とする相手に尽くすこと。
オーソン・ウェルズ。20代にして既にこの貫禄と存在感。強さと弱さと素朴さが絶妙のバランスで惹き込まれるジョーン・フォンテイン。そのどれもが素晴らしい演技力の子役トリオ。
見所の多い作品と思います。