プラハの春の翌年のチェコスロバキアの光景をカメラに収め、それを観ながらゴダールが考えるチェコにおける社会主義の現状と課題、あるべき姿を、ナレーションによってそれぞれ分析していく。
ドキュメンタリーやルポタージュのようにも見えるがそれとは違う。
あくまで映画として監督であるゴダールの見解というバイアスがかかりまくってる事を認識した上で、「ゴダールの意見を聞く」映画としてみるべき作品。
自分としては、偏っていて極論すぎるとは思うがゴダールの言いたい事もよく分かって学びになれたから観て良かったと思う。
ただ内容を理解するにはマルクスの資本論と近代政治についての知識が不可欠なので、それこそ観る者の教育が試される。