ジェイソンは生きていた!
いや、正しくは、トミーが生き返らせた!
"007"風のオープニングでいきなり爆笑させられる本作
前作よりはだいぶ精神も安定したものの、未だにジェイソンに苦しまされつづけるトミー
ダチ公とともにジェイソンの墓を掘り起こし、本当に死んでるか確かめるとか言い出す。
そして、墓に眠るジェイソンを燃やして葬ろうとする。
棺を開けると、そこには確かにジェイソンの死体がある。
うじ虫まみれで腐敗しきったジェイソンの死体が。
そして降り出した雨と雷。
トミーが怒り任せでジェイソンにぶっ刺した十字架みたいなやつが避雷針になり、雷がジェイソンを直撃する
──ジェイソン、復活
トミーが墓を掘り起こし、トミーがぶっ刺した十字架みたいなやつで蘇る。
全部、トミーのせい。
この執着心。
異常なものを「異常だ異常だ」と言いふらし、触らなければいいものに自ら触ろうとする。
"サイコ2"のような展開。
まぁそんなことは今は言ってる場合ではない。
ジェイソンが復活したのだ。
そのジェイソンを観た時の感想
「くさそう」
墓の中で虫まみれになり腐りきったジェイソンを見て、怖いとかいうチープな感情は遥か彼方へと吹き飛ばされる。
この時の自分の頭の中を"脳内メーカー"で調べたら臭という文字で覆い尽くされているだろう。
臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭臭
ディオブランドーの無駄無駄に対抗できる唯一の攻撃方法である。
このラッシュにはあのスタープラチナのオラオラもついてくることはできない。
なぜなら、臭すぎて近寄れないからだ。
時を止めても、臭さは消えない。
まさに無敵。
クリスタルレイクもフォレストグリーンへと名前を変えて、あの惨劇は無かったことになろうとしている。
なんとかジェイソンから逃げて保安官に伝えるが、もちろん信じてもらえるはずなどない。
そして、信じてもらえるかどうかは関係ない。
なぜなら全員ジェイソンに殺されるからである。
この映画のいいところは、間違いなく全員殺されるという安心感にある。
うざいやつが生き残ったりとか、そんな胸糞悪いラストにはしない。
全員死ぬ。ファイナルガール以外。
今回は迫力のカーチェイスなどアクション要素も追加されて、また新しい要素を加えつつ飽きさせないという意気込みも感じられる。
でなんかまぁ色々あって、再び湖に沈むジェイソン
次はどうやって生き返るのか、楽しみである。