たむランボー怒りの脱出

ジャーロのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

ジャーロ(2009年製作の映画)
3.5
そのものズバリ「ジャーロ」をタイトルにしたアルジェントの真意はいかにという気もするが、世間の評判に反して僕は駄作とは思わない。

かといって、見どころもあまり無いので叩かれるのも分かる。
00年代以降のアルジェントに「殺しの美学」みたいなものを目指す意志はないように思うし、一体何を目指しているのかが分からないというか。

僕がこの映画で一番ハッとしたのはラストのまとめ方なのだが、何といってもそのまとまっていなさ!あるいは問答無用にまとめる強引さ。
口の中をいっぱいにしながら「別に何も食べてないよ」と言い訳する子供のような、そういった無茶が全面に出ている終わり方が良い。