たむランボー怒りの脱出さんの映画レビュー・感想・評価

たむランボー怒りの脱出

たむランボー怒りの脱出

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.5

囚人の跳躍を真俯瞰で撮影することで一切の跳躍力を消し去り「変な動きをしている男」にしか見えなくさせている。

荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

4.5

再見。初見時より面白かった。銃と珍棒のウルトラ暴力映画!なのに終始あっけらかんとして白昼夢のような。ラスト、イーストウッドが蜃気楼に消えていくときになって初めて「現実感」を帯びて痺れる。

ひきしお(1972年製作の映画)

4.0

カトリーヌ・ワンワン・ドヌーブ。ジャン=クロード・カリエールが気になってきた。

アンナの出会い(1978年製作の映画)

2.5

『私、君、彼、彼女』系のやつ。うーん、人物が出てきてセリフ喋り出すと面白くないけど、風景だけのカットはかっこいい、あと横移動は全部良い。

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

5.0

再見。めちゃくちゃ面白い。JKコスをした妻が寝室に現れるときのヴィゴ・モーテンセンの顔の、それこそ10代に若返ったような感じ、とりわけ目の輝き方が妙に引っかかっていたのだが、後半で過去の亡霊としてのギ>>続きを読む

マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

5.0

再見。めちゃくちゃ面白い。他者への不安と愛の映画。終盤の思わぬ展開と祝福も素晴らしいが、ラストシーンの妻の未来回想とも言うべきセリフが強烈な余韻。猿がモノホンじゃなく着ぐるみってところが肝心。

底抜けコンビのるかそるか(1956年製作の映画)

4.0

「注文に応じてつくられる映画においてはまさに、映画作家の名に値する映画作家には、淫らなやり方で自分の秘密を明かす権利があるのだ。」(「ハリウッドかさもなければ死かーーフランク・タシュリン『底抜けコンビ>>続きを読む

フィルム(1966年製作の映画)

4.0

見られることで初めて存在するのだとして、その見られること、視線を受けることが、すぐにそのまま死へも繋がってしまう。

「なにか起こったのか、なにか変わったのか?  いや、答えは否だ、わたしはけっして生
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ロゴパグ(1963年製作の映画)

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ロッセリーニ、ゴダールのみ。

ロッセリーニ★3.5
中年男性の醜態が見ていられないけど面白い。スクリーンに接吻しそうになるところは奇しくもロッセリーニが上演した戯曲のゴダールによる同年の映画化『カラ
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愛すべき女・女(め・め)たち(1967年製作の映画)

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ゴダールのみ。オムニバス参加のゴダール短篇だったら一番いいかもしれない。未来の娼婦は行為と言葉の分業化が進んだ結果、する物は話せず、話す者はできない。話しながらするためにはどうすれば……みたいなところ>>続きを読む

新7つの大罪(1962年製作の映画)

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ゴダール、シャブロルのみ。どちらもラストのラストでいかにウィットに富んだ締めくくりを見せるか合戦みたいなとこある。

ゴダール★3.0
シャブロル★3.5

背 吉増剛造×空間現代(2021年製作の映画)

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吉増剛造、不織布マスクを真四角平面のまま使って顎は隠さないオーソドックス高齢者スタイルだった。

アリア(1987年製作の映画)

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ゴダール、アルトマンのみ。

ゴダール ★3.5
「ウィ」「ノン」を互いに大声で言う女の池の鯉のような首の角度。

アルトマン ★2.5
退廃的で汚らしいのがちょっと…。

パリ・ストーリー(1988年製作の映画)

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ヘルツォーク ★1.0
やる気なさすぎる!

リンチ ★2.0
長い…。インディアン見たフランス人のビビり方は良かった。

ワイダ ★3.5
『収容所のプルースト』のジョゼフ・チャプスキのドキュメンタ
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サブマリン爆撃隊(1938年製作の映画)

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ラストシーンは★5!!それ以外は正直言って退屈!!
ブルジョワ青年が海軍に入隊して船長の娘に恋する話だが、主役に魅力がなくて基本的にずっと退屈。ただラストシーンだけは本当に可愛らしくて素晴らしいものだ
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.5

再見。何となくマディソンダンスやルーブル美術館ダッシュの可愛らしさだけで記憶してたけど、今見ると実はまあまあ陰鬱な犯罪映画。
アンナ・カリーナがずっと怯えたような表情をしているのがどこか気になる。
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

再見。めちゃくちゃ面白い。「そのとおり、俺は海の上に浮かぶでっかいクエスチョンマーク」。
ベルモンドが遠くの海に見えるアンナ・カリーナの裏切った姿を見たあと、追いかけようとして別のヨットに飛び乗るとき
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恋人のいる時間(1964年製作の映画)

3.0

「主体が客体とみなされているような映画、タクシーでの追跡場面と民族学的なインタビューが交互につづくような映画、人生についてのスペクタクルと人生の分析がついにはひとつに溶けあうような映画」(『ゴダール全>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

4.0

再見。画面がちょっと歪んでるように見える箇所があるのは『女は女である』でも感じたことだが、単にシネマスコープというのではなくて厳密にはフランスコープという規格らしく(多分?)、それと関係があるのかもし>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.5

2022.10.03 再見 U-NEXT
カメラのパンが機関銃の音に合わせてダダダとなるが、あれは編集とかじゃなくてラウル・クタールが手でやっているというのが『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』のイ
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小さな兵隊(1960年製作の映画)

3.5

再見。「鏡に映る僕は奇妙だ。僕が思う自分の内面と一致しない」。
電流による拷問シーン。敵がオルゴールのような小さなハンドルを回すとミシェル・シュボールの足に電流が流れ、それに合わせて見悶える。ハンドル
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

4.5

再見。「“登場人物”って嫌い」。
カメラを2台並べて撮影する3D映画の撮影方法のルールをまるで理解していないかのように、一方のカメラだけを自由にパンしてしまうので、まるで世界が分裂したかのように画面が
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カラビニエ(1963年製作の映画)

4.5

面白い!今年集中的に見ていた80年代以降のゴダールがそのサウンドの前衛性にも関わらずどこか「静謐」な印象を与えるのに対して(白を基調とした画面のせいもあるのかもしれない)、久しぶりに60年代ゴダールを>>続きを読む

路地へ 中上健次の残したフィルム(2000年製作の映画)

3.5

2022.09.25 国立映画アーカイブで再見
前よりは面白く見れたと思う。中上健次は「十九歳の地図」と『千年の愉楽』の1話目の半分くらいしか読んでない…面白いのあったら読みたい。
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赤ずきん(2008年製作の映画)

3.5

河を行く船に乗った女が進行方向を見つめて船の先頭に立っているという光景は昨日見た『オルメイヤーの阿房宮』と共通しているが、『赤ずきん』の場合、女がその場で横になっているところも写しているのが訳もなく良>>続きを読む

鄙より都会へ(1917年製作の映画)

4.0

終盤のでたらめ具合が凄い。目まぐるしいクロスカッティングによって田舎と都会との距離が消失する。田舎男たちが都会の高級レストランに殴り込み。前景、中景、後景、そのいずれにおいても誰かが誰かを殴っている。>>続きを読む

オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

3.5

『囚われの女』のスタニスラル・メラール主演。同じような役をやっている。白人男性の空虚さが強調された人物だが、ラストカットの長回しはその表情をひたすら写し続けるという退屈さで、顔に射す光の変化は良いには>>続きを読む

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

3.5

再見。マットレスで書きにくそうに手紙書くところだけは憶えてた。前半はアケルマンが部屋で横になったり縦になったりマットレス移動させたり壁に立てかけたりするだけで退屈だが、強いて言うならここが一番面白いし>>続きを読む

大空の闘士(1933年製作の映画)

3.5

終盤以外はそこまで面白くない。僻地不倫×大雨という点では『モガンボ』と共通している。『トップガン マーヴェリック』と同じ展開になる。

17才 旅立ちのふたり(2003年製作の映画)

3.0

『仔犬ダンの物語』と同様、澤井信一郎のモー娘映画だが、ヒモ男が連れ子の藤本美貴に言う「お母さんと同じように仕込んでやろうか!」、男子小学生が藤本美貴に言う「もうパンツ見たもんね!」、藤本美貴が石川梨華>>続きを読む

野人の勇(1920年製作の映画)

4.0

50分というコンパクトな尺ながら充実しまくってる。映画を倍速で見る人たちもこればかりは大人しく通常の速度で見ると思う、そのくらい速い速い。子猫が4匹くらいずた袋から這い出てくるカットがギョッとする。

ソフィー・マルソーの刑事物語/ポリス(1985年製作の映画)

2.5

ジェラール・ドパルデューは顔も体型も全部おもしろい。この人はめちゃくちゃ映画出てるけど一体ヨーロッパでどういう立ち位置の俳優なのか。日本で言うところの誰って考えたときバナナマンの日村が思い浮かんだけど>>続きを読む

ブレスレス(1983年製作の映画)

4.0

リチャード・ギア主演。『勝手にしやがれ』のリメイクということで冒頭からやはり警官殺しなわけだが、銃撃シーンをオリジナルがジャンプカットで見せていたのに対し、こちらは車のリアウィンドウが割れるカットのみ>>続きを読む

JLG/自画像(1995年製作の映画)

4.0

「画面と画面の繋がりは遠くかつ正しいものでなければならない」。規則と例外の話はこのまえ見た『たたえられよ、サラエヴォ』でも繰り返されていた。ステレオが六芒星を形成し、ドイツ、イスラエル、パレスチナへと>>続きを読む

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