たむらまさあきさんの映画レビュー・感想・評価

たむらまさあき

たむらまさあき

★付けてるのは日々の記録、付けてないのは過去に観た映画の記録です。ベストムービーは人体破壊映画たち、順不同。
プロフィール画像は小津安二郎『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』より「おどけた父親」です。

映画(2436)
ドラマ(0)

炎628(1985年製作の映画)

4.5

サウンドデザインの特異さ。
常時響いている不協和音、ときには爆発音や台詞でさえも背景音になってしまう。画面で起こっていることが壮絶なだけに、それに反比例する「音の小ささ」の演出にはハッとするものがある
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.7

クレアの亡くした恋人って『夜の浜辺でひとり』に出てきた本屋さんなのではと思ったが違うんだろうか。
ホン・サンス作品で物語世界のリンク的なものが見受けられたのは嬉しい。

未来のミライ(2018年製作の映画)

1.1

子供が駄々こねてるのを98分見るのはキツいものがある。
感情移入で観る映画はあまり好きではないけど、この映画は感情移入の対象が主人公1人しかいないという点もまたキツい。
でも駄々こねてるので感情移入は
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いなべ(2013年製作の映画)

4.0

この映画で姉が常に抱いている赤ん坊からは小津の『風の中の牝鶏』と同じ不穏な香りが漂っている。
端的に言えば赤ん坊が死体に見えるというか、「物」感が強調されている。

フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.0

船が山肌を上に進んでいくロングショット。あまりにも少しずつ進むので動いているかどうか一瞬では分からないというその遅さに神々しさを感じる。

翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

4.0

もぐら叩きはやっぱり神代イズムの受け継ぎみたいなのを感じるよな。行動から感情が発生するやつ。

高原の情熱(1944年製作の映画)

3.0

どういうことやねん、となる映画。
工事現場の映画は大体良いという統計がある。この映画は工事+ホテルという異色さ。あと爆発音。

早すぎるバイクとあり得ない転倒を見せる自動車、ロープウェイを伝う一人の男
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.0

牧瀬里穂がスピーディーかつ雑にハンバーガー作るシーンの楽しさが異常。もっとハチャメチャにやって良かった。

夜景のセット感もまた良い。

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

2.0

どうしたんだろう、このカルト的評価の高さは。
映像にできるほとんどのことは無茶をすれば案外言葉でも語れてしまうのかな。
物語を語るその経済性に関して言えば、めちゃくちゃ経済的な映画。

家路(2001年製作の映画)

4.0

ガラス越しに声が聞こえるということはしないオリヴェイラ。ガラスの外にいたら音は聞こえないもの。

何気ない観覧車のショットが本当に強烈。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

2.4

どこかしら死の香りが漂っている。
あと、窓ガラスというスクリーン。光を投影ではなく透過させるスクリーン。

早春(1970年製作の映画)

4.4

ジェーン・アッシャーの黄色のコートが眩しい、かっちょいいな。
ラストシーンの彼女の表情が網膜に焼き付く。普通こんなシーンでこんな顔しないんだよな。

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.0

『それから』もそうだが、今回のホン・サンスは印象として重い。音楽もピアノじゃないし。

窓磨きの男とか、物語に全く絡んでこない人物をあれほど目立たせるのが凄い。

北の橋(1981年製作の映画)

3.1

やはりラストの呑気さの良さ。
双六のごとく出たとこ勝負は展開が良い。

気まぐれな唇(2002年製作の映画)

3.1

ホン・サンス連続で観すぎて話がごっちゃになってる。

女は男の未来だ(2004年製作の映画)

3.0

正直、もう話を忘れてしまった笑。
ホン・サンスの映画は、あらすじを語ると極端に短くなるか長くなるかのどちらかなんだよな。

追悼のざわめき(1988年製作の映画)

2.5

坊主頭の男とペアの女の子が良い。幽体離脱のシーンなんか泣けてまう。
長引きそうなやり取りが始まったら役者ほったらかしでカメラが奔放に動くのがウケる。

それから(2017年製作の映画)

3.6

ホン・サンスが冬を撮るときは白黒という法則がある。
終わりかと思ったシーンのあとに更にシーンが続いたり、少し長く感じた。
ホン・サンスの映画は下手したら一生続けられる話だからな。

アバンチュールはパリで(2008年製作の映画)

4.0

動物が沢山。動物の糞が演じるドラマもある。街路を水が流れるだけで生じてしまうリュミエール的なドラマ。

浜辺の女(2006年製作の映画)

3.3

ズーム思い付いたとき楽しかったやろなあ。
そう言えば、海の日に観た。

復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

3.5

高橋洋の趣味なのかもしれんけど、杖ついてる女の強さは何なの。

蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

カメラ、とんでもないな。
駐輪場に佇む少女と香川照之との切り返しの不気味さ。

テイク8(2015年製作の映画)

2.8

芹澤興人の演技があまり好きじゃない。間が長い感じ。

父ありき(1942年製作の映画)

4.0

また、このラストの不穏さたるや。
そう感じたのは僕だけかな。

お早よう(1959年製作の映画)

3.3

おはよう、こんにちは。
これらを余計なことだと一蹴してしまう子供たちは、小津の自己批評かな。

長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.0

干し柿のシルエットが窓の向こうに見えていて、干し柿の数がしっかりと分かる。この干し柿を後景にしたロングショットの良さは映画を見てもらわなければ分からないが、とにかく良い。

あと、ラストシーンのネオレ
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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

4.3

小津は不気味な作品ほど傑作。特にこの映画は抜きん出てる。
死体のようにぐったりした子供、不意にフレームインする紙風船など、物語とは関係のない部分にばかり注意を向けてしまう。階段は言わずもがな。

ゾンゲリア(1981年製作の映画)

3.1

序盤の上品さがウケるけど、それゆえに転調が効いてる。
殺され方がバラエティ豊かで良い。

快楽学園 禁じられた遊び(1980年製作の映画)

3.5

全体的にふざけてるけど、ラストは本当に傑作。鬼気迫るというか人によっては涙する人もいるんじゃないか。俺はボロ泣きした。

2/デュオ(1997年製作の映画)

4.0

即興の西島秀俊はよく聞き返す。聞き返してから台詞を返す。意図的かどうかは分からんけど。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

音と光に反応するゾンビというのは、まさしく映画の観客のことじゃないか。

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