たむらまさあきさんの映画レビュー・感想・評価

たむらまさあき

たむらまさあき

★付けてるのは日々の記録、付けてないのは過去に観た映画の記録です。ベストムービーは順不同。
プロフィール画像は小津安二郎『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』より「おどけた父親」です。

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.0

CS放送のインタビューで菅田将暉が毛深いという話題が出ていたが、本編で確認しても大して毛深い部分が見られなかった。剃ったのかな。もっと毛深さ見せた方が良いと思う。

ザ・グリード(1998年製作の映画)

4.7

冒頭「船」の内部の様子のみがモンタージュされていくが、「船」が怪物に襲われて見るも無惨な有様になった瞬間、その「船」は2つ存在していたことが明らかになる。大型客船と貨物船。
この辺の意表を付く演出をさ
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モンキー・シャイン(1988年製作の映画)

3.3

支配―被支配の構造が複数折り重なっている。
母と息子、ヒトとサル。

しかしこの内容だと90分以内で収まってほしかった。サルの演技は必ずしも人間のように効率的な動きをするわけではないから、どうしても冗
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ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

4.5

ディレクターズ・カット版よりも好き。
ダリオ・アルジェントの良い意味で雑な編集の仕方、尺の縮め方。

物語を語るモンタージュではなく音楽を紡ぐモンタージュという捉え方のほうがアルジェントの映像美学によ
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エースをねらえ!(1979年製作の映画)

3.7

主人公・岡ひろみというどう見ても上手くはないはずのプレイヤーがコーチの問答無用かつ暴力的な承認を得ることで展開する物語。

スポ根の根源は不条理なのかもしれない。『エースをねらえ!』においてはその暴力
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劇場版 あしたのジョー2(1981年製作の映画)

4.2

矢吹丈がエクスタシーを迎えるまでの過程を変態的なモンタージュで見せていく。

ゴルゴ13(1983年製作の映画)

4.0

クソ渋い絵柄とモンタージュの積み重ねをあえてぶち壊すかの如く、唐突に挿入されるのは黎明期の3DCG。
教習所のシミュレーション映像並のテープさなのだが、もはやこれさえも出崎統の戦略なのだと思う。非難す
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ミスター・ミセス・ミス・ロンリー(1980年製作の映画)

2.5

原田美枝子めちゃ可愛いんだが、神代の長尺作品は結構キツイと思う。

宇崎竜童と原田芳雄の手錠プレイは萌えた。

結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章 第1章「ともだち」(2017年製作の映画)

3.0

美少女アニメにお約束のお風呂シーン。
少女の肌に生々しい傷が見える点がこの作品を端的に表している。

四国という風土に設定したのはどういう意図なのか。

ブレイブウィッチーズ ペテルブルグ大戦略(2017年製作の映画)

3.0

エイラとサーニャの愛され具合が分かる。
でも、劇場公開するのならTVシリーズ2期6話を越えるくらいの大胆さを見たかった。

お嬢さん(2016年製作の映画)

2.8

三部構成で「裏切り」のレイヤーを描いていくのは面白かったが、如何せん尺が長すぎるのでどんどん興味を無くしていってしまう。

キム・テリは「匂い」を感じさせるエロさで良かった。

さすらい(1975年製作の映画)

4.0

クソ広い野原で兄ちゃんが野糞していたな。ひと繋がりのブツをスムーズに出して、ほんでケツ拭くまでをフィックスの長回しで。

ラストはエモいが、それゆえにグッときた。
「いいさ 俺だって」

NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.0

筒井康隆『48億の妄想』または渡邉大輔の言う「映像圏」的な状況。
そして、ヒカキンが毎日エンタメのために死ぬ気で動画作ってる世の中。

敵を大衆そのものに設定したのが良かった。

アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.0

列車×殺しが二回もある!
地下鉄と寝台列車。

あとは自動車の暴走の仕方。
まるで無意識に海に向かっていくかのような。

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.0

海とか自転車とか歌とか…。
こういった青春とか恋に恋してる感じを臆面もなく、信じきって映画に昇華できるかどうか。
この映画はそれが出来ているからこそ傑作なのだと思う。

ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

3.7

世界一のお下劣を競う。少年ジャンプ的展開。
あとは、林と街との往還。

殺し方は意外に地味なのがウケる。
英語が聞き取りやすい。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

やはり良い映画、面白い映画は全部ミュージカル映画なんやな。
映画自体が一つの音楽として、シームレスな全体を成していること。

悪魔のセックス・ブッチャー(1972年製作の映画)

2.1

悪魔/セックス/ブッチャーという、強めの単語が3つ並んでいる。

期待していたけど、ゴアシーンは少なめ。
高校生の頃に読んだ映画秘宝のムック本にスチールが載っていて憧れていたが、そのカットはほんの2秒
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.2

途切れのない映画。
118分間、一つの音楽のごとくシームレスに繋がっている映画。

映画を家で観ていると任意のタイミングで一時停止して休憩したくなるんだが、この映画はそれを躊躇わせるような造りになって
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徳川女系図(1968年製作の映画)

2.0

中盤までふざけまくってたのに終盤から急に真面目なメロドラマ展開するの何で。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

桐谷健太の死顔が不気味。

あとは加瀬亮の顔面を規則的に打つ白球。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

小物映画。雑貨映画。
パターソンが持ち歩いてるランチボックスみたいなの良いな。

ローサは密告された(2016年製作の映画)

3.3

警察署から徒歩で歩いて自分で保釈金集めに行くとか、そういう雑さそのものが映画になってる。

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

3.3

ジャ・ジャンクーは度々「火薬」の匂いを漂わせるところが良いな。

『罪の手ざわり』冒頭の大爆発にしろ、この『山河ノスタルジア』の唐突な戦闘機落下にしろ。
堅いドラマのなかに活劇を盛り込んでる感じが良い
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カフカの「城」(1997年製作の映画)

2.3

ハネケがカフカに負けてる感じがする。

映画自体を「未完」にすること。未完であること自体が完成を意味しているというのは面白かった。

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