このレビューはネタバレを含みます
小学6年生3人組が「人が死んだらどうなるか」に興味を持ち、もうじき死にそうと言われている孤独に暮らす老人の屋敷に行く話。
小学生の夏を体験できる映画ないかなと探してみたらこれにたどり着いた。初めはそんなに期待もせずに夏の雰囲気だけでも楽しめたらなーと思って観てみたんだけど、なかなかどうしてとても良い話ではありませんか…。主演3人の小学生は全員オーディションで選ばれた素人で、滑舌もよくなく演技も決して上手ではないんだけど一生懸命さが伝わってきてよい。そして三國連太郎さん演じるおじいちゃんが凄くいい味。小学生3人組との距離感が本当に心地よかった。見ていてほっこり。期待通りにプール、台風、セミの声、スイカ、とたくさんの夏を感じる事もできた。ストーリーは概ね予想通りに進んでいくんだけど、何か映画全体の雰囲気に引っ張られて素直に感動してしまったなぁ。何気にカメラワークも凝っていて見応えある。全然知らなかった映画だったけどかなり気に入った。小学生の夏は最高だなーーーーー！
