ジャッキーケン

ビートルジュースのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
3.4
バートンの趣味全開
事故死してしまった死霊の夫婦が我が家を守るために脅かして後継家族を追い払おうとするも効果なし、自称お助け野郎ビートルジュースの力を借りようとするも良からぬ方向に事態は転がっていき…
というドタバタティムバートン映画

この頃はまだ「バットマン」を撮る前だし本作の手腕を買われて抜擢されたとも言っていい独特のバートンワールドが展開
やり過ぎなところも感じられるけど死後の世界を描写した世界観はコミカルだしみんな死に方がぶっ飛んでる
頭だけ小さい死霊は可愛いし体が真っ二つに分裂したセクシー美女、何よりビートルジュースのビジュアルがジョーカー

その後バットマンをやる人間に思えないほどマイケルキートンはハッチャケた演技をしていて当時のファンがキートンじゃダメだと言っていたのも頷ける
そんな彼が今じゃみんなが一番真っ先にイメージするバットマン像になっているなんて素直に役者ってすげぇ
ビートルジュースはキートン版ジョーカーみたいだった

話的にはそこそこ楽しめる
純粋にバートンの世界観を楽しみたいならアリだけどおススメするかと言われたらそうでもない
映画としては後年にとった作品群の方がよっぽどうまくできてるしこの時はまだ発展途上って感じ
マイケルキートンがただただ凄い