のどか

マリー・アントワネットののどかのレビュー・感想・評価

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)
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『ヴァージン・スーサイズ』と共通する、朝日が印象的。普通朝日は希望や始まりを感じさせるものだけれど、ソフィア・コッポラ監督の撮る、彼女たちの朝日の中の横顔はいつも憂いを帯びている。

マリー・アントワネットが主人公なのに、『ヴァージン・スーサイズ』と全く変わらない描き方をできるのが、監督の凄いところ。

愛を埋めるために、浪費する。浪費という怠惰にも思える事象の裏にある、彼女だけの痛みに思いを馳せた。
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