バナナ

蛍火の杜へのバナナのレビュー・感想・評価

蛍火の杜へ(2011年製作の映画)
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夏目友人帳の映画が公開される前に気になってたこちらの作品をと思って観てみました。
50分足らずの中編ですが、期待以上でした。

妖怪の美少年と人間の少女の恋物語とも言えないような淡く切ないお話です。
「触れたら消えてしまう妖怪」というシンプルな設定なのにこれがめちゃくちゃ憎い。もどかしすぎてもうたまりませんでした。
いつまでも変わらないと思っていたものが急になくなってしまう喪失感を思い出します。
エンディングの「夏を見ていた」が余韻を増幅してくれる良曲。
時かけはもういいので夏はこれを観てください。