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初恋カナリヤ娘のjunのレビュー・感想・評価

初恋カナリヤ娘(1955年製作の映画)
3.1
神楽坂浮子演じる歌手になりたい娘とフランキー堺演じるバンドボーイなど隣のアパートの住人たちの姿を描いた群像喜劇。キャバレーのバンドとしてシティ・スリッカーズが出演、植木等がギターのほか生田恵子「恋のサンパウロ」のシーンでは歌う生田のすぐ後ろで振りを付けながらマラカスを振っている。ピアノの桜井センリの姿もかろうじて確認できるが谷啓は出ていないっぽい。フランキーと与太者の格闘シーンでは得意の冗談音楽を披露しフランキーの熱のこもったドラムソロも見ることができる。また浜口庫之助とアフロクバーノも出演。マラカスを振りながら歌うハマクラさんが面白い。そして小林桂樹が警官役で特別出演。52年に東宝と契約とのことだが54年から55年にかけてなぜか数本の日活出演がある。個人的には「独占!女の60分」のイメージが強い丹下キヨ子が見事な歌と踊りを見せるシーンが新鮮だった。
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