junさんの映画レビュー・感想・評価

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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

先住民族居留地を舞台にした重厚なサスペンス。観ているこっちまで凍えてしまいそうな厳しい寒さに加えて白人と先住民の人間関係もまた寒々しい雰囲気なのが印象的。

陸軍諜報33(1968年製作の映画)

3.4

日活の「間謀中野学校 国籍のない男たち」、大映の「陸軍中野学校」シリーズに続いて東映が製作した中野学校もの。タイトルに学校名が使われていないのはシリーズ製作中の大映への配慮か。主演は千葉真一で本作公開>>続きを読む

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.5

「ファイナル・デスティネーション」シリーズ第2作。前作から物語が完全に連続していて前作で生き残ったクレアが再び重要な役で登場する。本作までは物語性が強く残酷な描写は控えめ。主人公たちが死の運命から逃れ>>続きを読む

ブラック・フライデーの恐怖!(2021年製作の映画)

3.1

ブラックフライデーで賑わうトイショップを舞台に謎の寄生生物に襲われる店員たちの奮闘を描くコメディタッチのホラー。予備知識なしで観始めたがたまたま前日「ファイナル・デスティネーション」を観たばかりでこち>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.5

「ファイナル・デスティネーション」シリーズ1作目。以前シリーズと知らずに3,4作目を先に観てしまい順番が逆になったが1作目を鑑賞。後の作品に比べるとグロい描写はおとなしめだが物語的にはいちばんしっかり>>続きを読む

英語に弱い男 東は東西は西(1962年製作の映画)

3.2

昔気質の寿司屋と西洋かぶれの寿司屋の主人同士がつばぜり合いを繰り広げるコメディ。小沢昭一、藤村有弘の丁々発止のやり取りが楽しい。名子役・金子吉延の達者な演技もよかった。

にっぽん泥棒物語(1965年製作の映画)

4.0

ほぼ予備知識なしで鑑賞したのでタイトルのイメージで泥棒を主人公にした人情喜劇を想像していたがさすが山本薩夫、松川事件を題材にした非常に見応えのある社会派喜劇になっていた。三國連太郎は「飢餓海峡」に勝る>>続きを読む

ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

幽霊屋敷系のホラーかと思わせて予想外の方向へ進むストーリーとあちこちに散りばめられたユーモアが特徴のサスペンスコメディのような映画。ユニークな作品だが物語としては今ひとつ面白みに欠けた。

悪魔のエンジェル(2017年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

行方不明者が続出する廃墟の街・レイブンロックで親から依頼され娘の行方を探すジャーナリスト一行が謎の存在に襲われるホラー。POVかと思ったら通常の映画だった。正体は幽霊や悪魔的なものではなく女の殺人鬼な>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

麻薬王逮捕の特別部隊に参加した女性FBI捜査官の活躍を描く作品かと思いきや、彼女がシビアな現実に直面し翻弄される物語で全編を通して重苦しい緊迫感に溢れている。説明的なセリフや描写を排除した演出でストー>>続きを読む

13ゴースト(1960年製作の映画)

3.1

2001年にリメイクされたホラー映画のオリジナル版。幽霊を収集していた変人の叔父の家を遺産として受け継いだ一家がゴーストに脅かされる。モノクロ映画だがパートカラーになっていてゴーストの出現シーンになる>>続きを読む

ヨットとお転婆野郎(1961年製作の映画)

3.3

中原早苗が得意のお転婆娘を演じるコメディで、タイトルがなぜ"野郎"なのか今ひとつ解せない。当時の江の島の風景が見られるのがよかった。南寿美子演じる姉・弓子、いくら会いたくない男が来たからといって自分が>>続きを読む

ザ・ワイルドマン(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

若い女性の失踪事件を取材するドキュメンタリー撮影隊の行動を描いたPOVスタイルのモキュメンタリー。中盤まではUMAらしき猿人を追い求める展開でPOVらしいダラダラした雰囲気が続くが終盤になって政府の陰>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

解剖が進むとともに不可思議な事象が起こっていく展開がかなり怖くて面白かった。解剖シーンがリアルという評判だったのでかなりグロい描写があるのかと不安だったがむしろ抑制された演出でそっち系が苦手な人でも目>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

「エイリアン」の亜流のような作品だが緊迫感がある展開でかなり面白かった。宇宙船のクルーの一員で真田広之が出演しており名だたるスターと肩を並べて活躍しているのが誇らしい気分になった。

ハロウィン・レポート(2014年製作の映画)

3.1

ハロウィンの時期に各地に出現するお化け屋敷を見物するためキャンピングカーで旅をする一行が正体不明の連中に襲われるファウンドフッテージもののPOVホラー。例によって前半はPOVらしい特に何も起こらないお>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

母親の狂気ともいえる娘への愛情を描いたサイコホラー。最初は病弱な娘が邪魔で殺してしまおうとする話かと思ったがまったく逆だった。スリリングな展開でなかなか面白かったが序盤での親子の関係性がよくわからなか>>続きを読む

太陽をぶち落とせ(1958年製作の映画)

3.3

川地民夫主演の青春映画だがサスペンス映画的な展開になるのが面白い。宍戸錠が秘書役で出てきて珍しく硬い役どころだと思っているととんでもない腹黒で納得。崖っぷちを車で暴走して僕をどれだけ信用しているか試す>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この手の全部嘘でした系のオチの映画は何本か観たことがあって個人的には夢オチの次にがっかりするのでそっち系の結末だったら嫌だなぁと思いつつ観ていたらまさかのそっちだった。ただ終盤までの過程は非常にミステ>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

2人のマジシャンの激しいライバル関係は見応えがあって面白かった。ただ瞬間移動の謎解きに関してはSFチックな要素が入るのはちょっと残念。マジシャンの物語だけに現実的なあっと驚くようなトリックを期待してし>>続きを読む

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.4

個性的なキャラクターとスラップスティックなタッチが楽しいロードムービーっぽいゾンビものコメディ。ビル・マーレイがちょこっと出てくるのがうれしかった。ただ個人的にはゾンビはクラシカルなスタイルが好きなの>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

2011年の作品ながらコロナを体験した今観るとまるで予言かのようにコロナ禍で実際に起きた事象そっくりに描写されているのに驚かされる。ウイルスも怖いが私利私欲のために根拠のない情報をネットで拡散する人物>>続きを読む

亡霊学級(1996年製作の映画)

2.8

つのだじろうの「亡霊学級」が原作としてクレジットされているがストレートな実写化ではなく作品を読んだ女子高生が書かれている内容と同じ恐怖を体験するというオリジナルストーリー。つのだじろう本人が特別出演し>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.7

ここまで無慈悲に人を殺しまくる事件が実際にあった出来事なのが恐ろしい。観ているこちらまで恐怖と緊張感で身体が固まる感じ。実行犯に危険なことをさせて指示役は安全なところから高みの見物というのは闇バイト事>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.6

前半は延々とジョンの回想を聞くバーテンダーという展開でどうなるのかと思ったが後半いろいろな謎が解けていくにつれてあぁ、そういうことかとわかってくる感覚が楽しい。

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

3.4

東映まんがまつり以来の再見でさすがにザンジオーが出てくる以外は全く内容を憶えていなかったが当時の映画館の喧騒や入場時にノベルティでもらったのか上映前に"ようかいけむり"で遊んだことなどが甦ってきてノス>>続きを読む

ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門(1975年製作の映画)

3.4

邦題にジャッキーの名前が入っているが実際は主人公を助けるパートナーのひとりとしての助演。少ないながら活躍シーンはあるもののジャッキー目当てで観ると肩透かしを食らうかも。それを気にしなければそこそこ楽し>>続きを読む

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.3

白石晃士っぽさが随所に出ていてそれはそれで面白い部分もあったが全体的に見るともうちょっと背筋がゾクゾクするような怖さを味わいたかった気がした。貞子、伽椰子の存在感にいまひとつ重みが感じられないというか>>続きを読む

ノー・エスケープ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

返り討ちものにしてはカタルシスに欠ける作品。男たちが襲ってくるまでのシーンがけっこう長く肝心の殺すか殺されるかといったシーンが短くあっさりになってしまっているのが物足りない。男たちはこれといった策もな>>続きを読む

地獄の波止場(1956年製作の映画)

3.4

役者から監督に転身した小杉勇の面目躍如たる監督&主演作。タイトルからいつもの日活アクションかと思いきや、アクション要素の少ない人間ドラマだった。年老いた機関士とその家族が描かれる雰囲気を観ていてピエト>>続きを読む

呪界(2013年製作の映画)

1.2

例によって極端に評価の低い作品を見つけどんなもんかと鑑賞。確かにこれは低評価納得の出来。ストーリーがつまらないこととモキュメンタリー作品でありながらファウンドフッテージと再現ドラマを交互につないだよう>>続きを読む

3階の見知らぬ男(1940年製作の映画)

3.5

無罪かもしれない人物を自らの証言で有罪判決に導いてしまった男が自分も同じ立場に立たされそうになる皮肉。主人公が見る悪夢のシークエンスと出番は少ないが強烈な印象を残すピーター・ローレがよかった。

ナイト・チェイサー(2015年製作の映画)

3.2

タクシー代金を踏み倒した男2人組が恐ろしく屈強な運転手に追い掛けられるサスペンス。「激突!」に代表されるひたすら追ってくる得体の知れない者から逃げ回る系の作品が好きなので前半はかなり面白かったが女性を>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.5

ネットでPOV映画として紹介されていたので鑑賞したが実際はPOV視点が主であるものの第三者視点のカットも多く中途半端。BGMも通常の映画と同じように使われている。POV好きの自分としてはガチガチのPO>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.1

日韓合作のホラーで自分の好きな鉄道も絡んできそうなタイトルなので期待したがストーリーが面白みに欠けるうえにあまり怖さも感じられず残念。肝心の幽霊が出る場面も画面が暗いことが多く見づらいのに閉口した。た>>続きを読む

青い芽の素顔(1961年製作の映画)

3.3

原案は若杉光夫だが監督は堀池清。おもちゃの銃で驚かせておいて戸の陰からひょこっと顔を出し舌をペロッと出す吉永小百合が可愛い。