ハリーポッターシリーズ第2作。
もう言うまでもないけど、相変わらず世界観の作り込みが凄くて2時間超えの長さを感じない。
某映画で映画は90分がベスト!なんて言われてたけど、個人的には長いのにそんな事忘れて没頭させてくれる映画の方が好きです。
入学2年目にしてまたしても学校の秘密を嗅ぎ付け、長い歴史があるはずなのに確信的な発見をするハリー御一行。
前作で濡れ衣?を着せられたスネイプ先生へのフォローが本作でも全然無いどころかまたスリザリンが悪役にされてて、なんか……ちょっと可哀想。
最初からそんなにスケールでかく出来ないから学校ないでの話にしてるんだろうけど、最初に振り分けられただけでそこまで悪くない奴も居るだろうに……と思ってしまった
本作のテーマである、純血かマグルかという問題。
マグルの両親を持つハーマイオニーが穢れた血だと蔑まれるのをハリーとロンは当然腹立たしく思ってるんだけど、実際その2人は純血だしハリーに至ってはかなりエリートの親を持ってるってところが妙にリアルというか、現実世界での差別問題の言葉にする程でもないむず痒さを表現していて上手い!と思った。
第1作では取り敢えず嫌な奴って感じだったマルフォイ、親がかなり痛い事が判明して納得すると同時に「このぐらいの歳だったら親の影響もろ受けるよな……」と同情する場面も。
賢者の石はハリー無双って感じだったけど、今回はロンがメインで活躍する場面が多くて、こうやって回を重ねる事に3人のパワーバランスが整っていくのは嬉しい。
大蛇との戦いは目が合ったら死んでしまうという緊張感を生かした展開がもう少しあるのかなと期待していたが、CG技術とかもあって難しかったのかな。
嘆きのマートルって、USJで知ったけどこんなに重要なキャラだったとは……!
もう既に名作になってる物を初めて見ると答え合わせのような楽しさがある。
前作に引き続き、この人かっこいい!素敵!と思った人が悪役でした。学習しろ私!