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ハリー・ポッターと秘密の部屋のMrMINEのレビュー・感想・評価

4.8
公開時、僕も魔法の世界の彼らと同じ世代を生きていた。
その分、この作品に登場する生徒たちへは、思い入れがある。
1作目から1年後に公開された本作。
1年に1回、お正月だけしか会わない親戚の集まりのように、不思議な親近感が湧いたシリーズだった。

この長くて壮大な物語の、最大のテーマは“人生の取捨選択による、成長の過程”。
1作目から2作目、ルックスに関しては、欧米人の成長の早さが特に目立つ。

一気に大人びたと感じた、当時の印象が残っている。

また、映像技術に関しても然り。
1作目はどこか、ほのぼのとしたファンタジー色の強い、手作り感があった。

しかし、2作目は物語と比例し、エッジ、陰影を効かせた
暗い部分を強調した作りとなっている。

沢山のグッズや道具、仕掛け、
そして重要なカギを握るキャラクターが登場する。
シリーズでも1,2を争う贅沢な作品だ。
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