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女賭博師さいころ化粧のmitakosamaのレビュー・感想・評価

女賭博師さいころ化粧(1969年製作の映画)
3.5
スカパーにて。これは面白かった!やっぱりシリーズ物とはいえマンネリはイカン。作品ごとに新機軸が無いと。その意味では12作目の今作は斬新!

なんと!相手にイカサマの濡れ衣を着せる逆イカサマ師・木壷の半次が登場だ!これは新しい!!!

冒頭、銀子の父が無実ながらイカサマと扱われ自害。
クラブ歌手だった銀子に訃報が届く。このクラブで歌うシーンがまた色っぽい。
亡き父の無念を晴らすため銀子も胴士に。女賭博師・緋桜のお秋(久保菜穂子)に付いて回り、弟子入りを認められる。
この師弟もまた何処かセクシャルな匂いが漂っていて堪らない。
良い感じに熟れた久保に、スレンダーながらグラマラスな江波のコンビ。
また今作の江波杏子が絶妙にタイトな服装が多く、豊満なお胸が強調されているのよね。

そして、例によって新興ヤクザが傍若無人に振る舞う。今作は成田三樹夫が悪の組長役。成田もシリーズ何度目の起用だ?

更に、亡き銀子の父の弟子、八丁荒しの政吉(露口茂)が登場!
いちいち二つ名があるのが良いよな。

お秋と政吉は、昔は良い仲だったこと。そして銀子父と最後に戦っていたのが、お秋だったとわかる。おお!凄い展開!
政吉が殺され、お秋は木壷の半次と戦い、イカサマの濡れ衣を着せられる。
おお!凄い展開!

父・正吉・お秋の敵討ちの為、盆に挑む銀子。
逆イカサマを仕掛ける木壷の半次が、地味キャラなのに強敵だというのがまた燃える。しかも銀子に勇み足を踏せようと心理戦が展開される。

凄い緊迫感。意外な展開の繰り返し。シリーズ屈指の面白さかも!
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