前作の反省をめちゃめちゃ活かしてます。脱ファンタジー映画しております。これは素晴らしいですね。今まではファンタジーの中に映画があったじゃないですか。それが許されるのは3作目までってことが4作目で分かっちゃったわけですよ。同じ調子でいくと5作目もスベってしまうんで、どうしたかと言うと映画の中にファンタジーを入れてきたんですよ。それが大成功で。ちゃんとおもしろいですし。観せ方って大事ですよ。やっと『ハリー・ポッター』が映画らしくなってきたんですよ。4作目まではただの『ファンタジーを観せる映画』でしたから。それが今作では『賢者の石』とは真逆のことをして、今までのスタイルを否定して、見事に新たな観せ方で納得させている。これからはこの観せ方でいくんでしょうね。ファンタジーごっこは終わりです。しっかり映画で勝負しましょう。 91点。
『ハリーポッター全シリーズ批評』
https://youtu.be/iqFPvzKrZi4
