よるこ

プルートで朝食をのよるこのレビュー・感想・評価

プルートで朝食を(2005年製作の映画)
4.6
小さな町の教会の前に捨てられたパトリック(キトゥン)は養子に出されたが、家を飛び出し、恋に破れ、闘争の渦巻くアイルランドから"幻の女"母を捜しにロンドンへ。

子供の頃から女の子の心を持つ彼は周囲のシリアスな態度におかまいなし、行き当たりばったりな生活をしながらやがて、父(神父)の遅い告白によって、母に会いに行く。
ポップな中に深い悲しみと暖かい友情が入り混じって、おかしくも切ない。70年代のキッチュなファッションがかわいい。
主人公が魅力的ですごく愛おしく思える。彼をバカにしない友人達も素敵。
よるこ

よるこ