kuu

リプリーのkuuのレビュー・感想・評価

リプリー(1999年製作の映画)
4.0
ピアノ+ジャケット+夢への鍵+スポットライト+筆跡診断+サンレモ・ジャズ祭+タイプライター+エフゲニー・オネーギン+指輪◎



貧しい男が嘘にまみれ大金を手にする話

原作 The Talented Mr. Ripley
   パトリシア・ハイスミス
   映画『太陽がいっぱい』と同じ
監督 アンソニー・ミンゲラ
主演 マット・デイモン
助演 ジュード・ロウ

アラン・ドロンのリプリーは耽美だけど
マット・デイモンのリプリーも魅力的💕

ディッキー役のジュード・ロウも素敵💕
浮気三昧の放蕩息子役が似合っていた!

こちらも原作にない設定や登場人物あり

ピアノ演奏をするのに借りたジャケット
胸にはプリンストン大学のエンブレム!
それを見た大富豪がある話を持ち掛ける

ピアノを弾くデイモンは冴えない感じ💦
リプリーの不遇な状況を表現できていた
リプリーは原作では売れない俳優らしい
どちらもスポットライトは当たらない😭
一攫千金の申し出を断るわけもなく出立

そんな感じで物語は進んで行くのだが…

こちらの作品も違った感じで面白かった
デイモンには親近感が持てるからなのか
いつの間にか話に感情移入してしまった

ひとつ嘘をつくと次の嘘もついてしまう
ずっと浴びてみたかったスポットライト
浴びたら最後!ステージから降りれない
贅沢な暮らしをしたら二度と手放せない
好きになった人と同化してみたくなる…

自制心がないと溺れてしまうのだろう💦
目の前にご馳走が並んだら食べたくなる
子供のマシュマロ実験より過酷だと思う

でも、リプリーは殺人まで犯しやり過ぎ
短絡的で逃げ癖があって救いようがない
愛してくれる人まで手にかけるなんて😭

『太陽がいっぱい』関連でレンタル視聴
リプリーはアラン・ドロンの方が好きで
ディッキーはジュード・ロウが好きかな
モヤモヤするけど映画としては面白い!
ラストがまさかの逃げ切りで恐ろしい💦
kuu

kuu