ひろくん

四月物語のひろくんのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
4.1
春の空気の中に切り取られた松たか子がかわいすぎた。オタク風に言うと大正義。
初心で垢抜けなくて、初主演の松たか子が上京したての新入生のそういった雰囲気にピッタリだった。春、桜、片思い、作品全体が淡く初々しさが漂っていて、短い時間だったが、汚れきった心を春の嵐で洗い流されるような体験だった。最後のシーン、松たか子の、雨が傘に当たる小気味のいい音を「見る」目がすごくよかった。
今年もこの季節がやってきたかと思うといささか陰鬱な気持ちになる。そういった大学の描写があるよ。
あと、パッケージの松たか子は松たか子って感じがするけど、劇中ではもっと時代を感じる松たか子って感じです。
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