秋山こうき

四月物語の秋山こうきのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
3.6
12本目

ストーリーも無くて、メッセージ性もなくて、なんてこともない映画
けどぼーっと見続けてしまって、最後にはしっとり優しい気分になる
ちっちゃい子の世話してあげて、その帰り際に恥ずかしそうに手振られた時になる、あのふわっとした気持ちみたいな
ワケわかって欲しい

セリフよりピアノ音楽が多いのが印象的やった。上京して、はじめはどうしたらいいか分からず振り回される主人公。その時に流れるピアノは、孤独や辛さを連想させた。後半、憧れの先輩に会えて心踊る主人公。その時のピアノは、希望や幸せを連想させた。おなじようなメロディやのに、映像と相まって、前半後半でコントラストがあって素敵やと思った

これから上京する身として、はじめの無機質な東京はただただ不安にさせられたけど、最後の最後で、同じ境遇の人たちもいるんやと思えて少し励みになった
秋山こうき

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