Mayuge

四月物語のMayugeのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
3.7
桜の花びらが雪のようにハラハラ散ってる最初の引越しシーンには思わず「綺麗…」と言ってしまうほど目を奪われた。
途中、松たか子の北海道での高校生シーンで、草原の中、青いワンピースを着てしゃがみながら国木田独歩の「武蔵野」を抱きしめ思いを募らせている所には少女の淡い初恋がじんわりとにじみ出ていて可愛かったな。

全ての始まりの季節であり、独特な緊張感がある4月をとても上手に表現された作品だなぁ、としみじみ思った。
初々しい恋、少し淡い期待を想像させるような終わり方も素敵だった。
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