まの

四月物語のまののレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
3.3
久しぶりに観ました。
20年前の松たか子、凄く透明感があり、清楚な感じです。強さが前面に出ている今とは真逆な感じでしたね。

北海道から東京に来て、何もかもが一人でスタート。知り合いのいない場所で、何をするにも一人の寂しさが伝わってきました。

でも、それとは正反対に高校の頃憧れていた先輩を追って同じ大学に入り、アルバイト先までせっせと通う逞しさもあります。弱そうに見えても女は強くて逞しいと言う事でしょうか。

ラストの傘の上に落ちた雨の様子や、桜の花びらの舞う美しさなど、映像としても素敵で、短い映画でしたが、これくらいの長さが丁度良い感じの余韻を残す映画だと思います。
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