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ヤングガンのbucciaのレビュー・感想・評価

ヤングガン(1988年製作の映画)
3.3
アメリカ西部開拓時代の伝説のアウトロー ビリー・ザ・キッドの青春時代を描いた西部劇。お恥ずかしい話、この映画と出会うまではビリー・ザ・キッドの名前を聞いたことはありましたが、それほどよく知りませんでした。でも、この映画を観てからは完全にビリーの虜。もう、エミリオ・エステヴェスがまんまビリー・ザ・キッドのイメージになってしまうぐらい、何度も見直していたのは良き思い出です。

この作品の凄いところは、当時では豪華すぎるほどの出演陣。『プラトーン』でブレイクし、『ウォール街』や『メジャーリーグ』など次々とヒット作に出演したチャーリー・シーンに、その実の兄で主役を務めたエミリオ・エステヴェス、俳優のドナルド・サザーランドを父に持ち、後に『24-TWENTY FOUR-』で復活を果たしたキーファー・サザーランド、『ラ★バンバ』で一躍スターの座に立ち、数々の主演映画をもつ見た目いぶし銀なルー・ダイヤモンド・フィリップスとよくここまで役者を揃えたなと感心するぐらい凄いメンツです。

80年代の映画ということもあり、CG映像全盛の今と異なりCGがなかった時代で派手な演出は見劣りするものの、ラストのリンカン群戦争の顛末はサイコーの胸アツ展開。罠にはまり追手マーフィー一派と軍に包囲され、銃声が飛び交う最中に遂に籠城していた家に火まで放たれ、これってもう無理ゲーじゃねと思えるぐらい絶対絶命の状況の中での脱出劇は、今観ても興奮してしまいます。
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