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スーパーマリオ/魔界帝国の女神のkamichaningのレビュー・感想・評価

3.2
スーパースコープをスクリーンで拝める日が来るなんて!奇跡の全国公開をありがとう!

90年代ならではのノリ、セットの街並みに安心感を覚える。が、肝心の映画としてはテンポも悪く、独特のビジュアル(キノコ・恐竜)がキモいので鑑賞時の爽快感が無い。ヨッシーをただの恐竜にしたのはマリオ映画としてダメだけど、恐竜パペットの出来は非常に良い!!ボム兵、スーパースコープ、ジャンプシューズなどのガジェットは◎!ビジュアル感覚のバランスが悪いのよな‥
何より映画化するにあたってアレンジした要素諸々にマリオへのリスペクトを感じられず、映画としても退屈だからコケるのも納得。デイジーとくっつくルイージの方が活躍するという構成もマリオ映画としては宜しくない。今年の映画を観ると本作がニンテンドーに与えたトラウマは相当なものと推察する。

良くも悪くも90年代だからこそ作られた映画であり、家でワイワイ突っ込みながら観るにはちょうど良い作品で、何だかんだで記憶にこびりついている映画ではある。
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