kalitan

1978年、冬。のkalitanのレビュー・感想・評価

1978年、冬。(2007年製作の映画)
3.3
文革が終わったばかりの時代。田舎で働く場所は限られ、ちょっとはみ出せば皆に知れ渡り叩かれるという、若者には息苦しい状況。
それゆえの辛さは中国に限らず、日本でも同じだと思った。
弟がかわいい。いじめられたりするが我慢している様子が語らずとも雄弁だった。
田舎、恋、家族……中国だからといって特別なことなく普遍性にある映画だと思う。
ただ、文革直後なので父がまともな医者なのか気になった。
あと、女の子の父は本当に反革命分子とされていたのか。それゆえ治療を十分受けられず、薬代にも事欠く状況だったら、余計辛い話だと思う。女の子を預かっている家の人が
登場しないのも気になった。女の子はどういう待遇でいたのか。
深読みするときりがないけども。
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