Qota

1978年、冬。のQotaのレビュー・感想・評価

1978年、冬。(2007年製作の映画)
3.4
"いつか汽車に乗って絶対にこの町を出る"


幸せなシーンは通算でも1分に満たないくらいの美しく苦しい作品。
踊り子が北京でどんな日々を送り、
なぜ田舎町まで出てきたのか考えると重い。

汽車が線路の繋がるどこかへ連れて行ってくれる、という期待を押し込めるような厚い雲と西幹道の冬。

ミニマムな台詞数も淡々と景色を映すカメラも、スピーカーから流れる声も物寂しさ溢れる文化大革命直後。

 
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