くろいひと

万事快調のくろいひとのレビュー・感想・評価

万事快調(1972年製作の映画)
3.0

商業映画への復帰とみせかけて、商業的な目的のための映像への自己言及的批判であるという、皮肉の効いた一本。

いささか中途半端さも漂うが、アイディアとしては面白く(会社の断面むき出しのセットなどはなかなか効果的)、同時期の政治的メッセージをあらわにした作品群のなかでは、コミカルな政治コントとしてまとまっていると言える。

ラストのスーパーマーケットの長回しはなかなか秀逸。
えらくひろいスーパーだが。
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