万事快調の作品情報・感想・評価

『万事快調』に投稿された感想・評価

突然の屠殺場や、工場のショットに、ファスビンダーは影響を受けたのだろうか。

建物を断面図として見せるショットは、もちろんウェス・アンダーソンに。

意外に面白かったのが悔しい。
3.5
社会派すぎるだろ。勉強になるって意味で面白かった。新左翼が青に塗装し直してるの、5月革命後の労働ストライキ象徴してるの深かった。

センスの暴力。
これくらいの年代のバリクソヤバイ横移動長回しのあるゴダール映画大好き。さらに今作はゴダールのパーソナルな部分も描かれていて良かった。小便のくだりがブニュエルぽくて最高。スーパーマーケ…

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S
4.0

ジガ・ヴェルトフ集団時代の商業映画回帰作品。中身は全く持って万事快調ではない。五月革命以降の資本独占、労働や消費といった社会問題にフォーカスするのは『ありきたりの映画』や『ブリティッシュ・サウンズ』…

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g
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その人の立場に立ってみないとわからないことがあるし、立ったからといって何かが解決するわけでもない。これからもどこかを歪めながら歪みをなくす努力をしていこう。

ひねくれてるのか、単に生真面目なのか。いずれにせよとってもゴダールらしいなと思わせる一本でした。

かつての自分への、ひいてはフランス社会への熱狂や青春、欺瞞にしっかりと向き合う。
役者を通してカメ…

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えぬ
4.2
面白かった気がする。もう1回観て書く。
かなり好き。商業映画でありながらこの強度はすごい。トラベリングのよさ。階級。「階級」について語るのではなく、自らの生に基づいて語ること。
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【ジャン=リュック・ゴダール】
2010年存命する最高の映画監督ランキング 50人 (米誌「PASTE」 発表)第2位。
Rin
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(別媒体から感想を転記)

2024/06/01
ジガ・ヴェルトフ集団唯一の商業映画。イヴ・モンタン演じる映画監督とジェーン・フォンダ演じる放送記者の夫妻が工場のストに巻き込まれる筋書きだが後半は夫…

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tomoko
4.7
1960年代、1970年代前半は日本でも左翼の活動が活発だったが、フランスでもそういった活動があったことにびっくり。

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