万事快調の作品情報・感想・評価

『万事快調』に投稿された感想・評価

3.5

1968年!フランス5月革命の大いなる影響により、商業映画との決別を宣言したゴダールは、「ジガ・ヴェルドフ集団」というチームを結成して政治的な作品を9本(!)制作したそうです。

60年代後半〜、イ…

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mns
3.0

会社の断面図、工場の作業風景、スーパーでの横移動など画がキマりすぎている、人がありえん長さで口上を垂れる固定ショットすらも。5月革命失敗への失望と怒りを題に託すサーカスティック・ゴダール。私は字面通…

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突然の屠殺場や、工場のショットに、ファスビンダーは影響を受けたのだろうか。

建物を断面図として見せるショットは、もちろんウェス・アンダーソンに。

意外に面白かったのが悔しい。
3.5
社会派すぎるだろ。勉強になるって意味で面白かった。新左翼が青に塗装し直してるの、5月革命後の労働ストライキ象徴してるの深かった。

センスの暴力。
これくらいの年代のバリクソヤバイ横移動長回しのあるゴダール映画大好き。さらに今作はゴダールのパーソナルな部分も描かれていて良かった。小便のくだりがブニュエルぽくて最高。スーパーマーケ…

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S
4.0

ジガ・ヴェルトフ集団時代の商業映画回帰作品。中身は全く持って万事快調ではない。五月革命以降の資本独占、労働や消費といった社会問題にフォーカスするのは『ありきたりの映画』や『ブリティッシュ・サウンズ』…

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g
-
その人の立場に立ってみないとわからないことがあるし、立ったからといって何かが解決するわけでもない。これからもどこかを歪めながら歪みをなくす努力をしていこう。

ひねくれてるのか、単に生真面目なのか。いずれにせよとってもゴダールらしいなと思わせる一本でした。

かつての自分への、ひいてはフランス社会への熱狂や青春、欺瞞にしっかりと向き合う。
役者を通してカメ…

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えぬ
4.2
面白かった気がする。もう1回観て書く。
かなり好き。商業映画でありながらこの強度はすごい。トラベリングのよさ。階級。「階級」について語るのではなく、自らの生に基づいて語ること。
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【ジャン=リュック・ゴダール】
2010年存命する最高の映画監督ランキング 50人 (米誌「PASTE」 発表)第2位。

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