北斗の拳の元ネタ。『ブレードランナー』と共に、80年代~90年代のSFやサブカルに大きな影響を与えた画期的作品。
冒頭で明らかなビニール人形の死体が出てきた時に視聴を断念しかけたが、後半盛り返してくれた。
一部演出の古臭さはさておき、兎にも角にも世界観の作り込みが半端ない。衣装や美術が凝っており、各種マシーンのカスタマイズや荒廃した砂漠地帯におけるファッションなど、こりゃ確かにハマるのも分かる。“メタルマックス”とかFF6の黒犬の名前が“インターセプター”とか、ゲーマーとしても「なるほどなー」と色々納得。
CGに頼らない昔ながらの派手な爆破やクライマックスでのカーチェイス&バトルはいま見ても大迫力。
ただ、流石に『2001年宇宙の旅』や『BTTF』のような不朽の名作とまでは言えず、明確に陳腐化している映像も散見される。しかしながら、上記のような世界観やド派手なアクションには色褪せぬ魅力が詰まっており、その辺を目当てに見るのは全然アリ。
ブーメラン強いなあ