たおる

ベイビー・オブ・マコンのたおるのレビュー・感想・評価

ベイビー・オブ・マコン(1993年製作の映画)
3.8
壮大な舞台装置。
舞台と現実が幻想的に錯綜する劇中劇。
グロテスクで耽美で悪趣味で幻想的、まさにピーターグリーナウェイ。

劇中劇で奇跡の子と聖母をめぐる人々のエゴと狂気が描かれているかと思えば、それを見ている人々の狂気で現実の狂乱へと発展していく恐ろしさ。
人間のエゴ、簡単に流されていく民衆などが強烈な映像で描かれている。
そして当然のことながら、まあまあグロいw

見終わると相変わらずどっと疲れるけれど、すごいもん見た満足感はあり。
たおる

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