ベイビー・オブ・マコンの作品情報・感想・評価

「ベイビー・オブ・マコン」に投稿された感想・評価

makimaki

makimakiの感想・評価

3.8
かなりグロかった思い出が。
舞台なのか、現実なのか。
わけわからなくなる豪華絢爛。
音楽、ナイマンじゃなくて残念。
13+(13+13)+(13×13)=
欲ばるってどうすりゃいい
欲しいものってなんやったっけおれ
reephan

reephanの感想・評価

4.2
はじめまして!ピーター・グリーナウェイ監督。あと最後の一文を書いて投稿する直前でなぜかバグったのはあなたの呪いでしょうか。悲しいよ。

いやーーー。すごかった。度肝抜かれました。どんなレビュー書いたか忘れちまいましたが、この人の映画って生半可な気持ちじゃ観れない気がして今まで避けてきたけど、フィルマークスでこの作品のレビュー読んで気になってたらレンタル屋さんの棚にあったので思わず手にしてしまった。
体調のできるだけいい日に観た。
最初はよくわからないまま進んで行くんだけど、あ、これは豪華絢爛な舞台を貴族も民衆もみんなで観劇してるんだ!ってことがわかる。作物もできなければ、こどもも産まれない荒んだ世の中、醜いおばあちゃんとろくでなしのおじいちゃんからめちゃくちゃな美少年が産まれ、それを実の姉が、わたしこそが母である!しかも処女よ!って言って自分の利益のためにその美少年を利用することから始まる。
劇だからなのかすべてが大袈裟で異常で違和感もあるんだけど見たことあるぞ、この光景。今の世の中と同じ。この映画での宗教や教会である権力、私欲、搾取、影響。
無意味に問題を大きく取り上げまくって批判を浴びせるワイドショー、好き勝手言いまくるがや。でも結局、面倒になったりおもしろくなくなったり、興味がなくなれば人が死のうが知らん顔。すごい!
結局、問題を本質的には理解しようとなんてしてなくて、興味もないくせにひまだからおもしろそうなことには乗っかって、自分の利益や得になりそうなことに食いついて流されるだけ。
この舞台、あくまでフィクションなのに台本通りにいかなくなって現実と作り物の世界と見境いがつかなくなって、何がうそでほんとかわからなくなる。それも自分の生きてる今の世界でも思うことある。
わたしが母よ!って言ってた女は調子乗りまくって罰を受けるんだけど、このシーンは観てて心がではなく、性器がずきずき痛んだ。これほんとだからすごくこわくなった。
最後の終わり方、好きだけど後味悪いし、どうゆう意味か考え中。
衝撃だった!そして最後の方でようやく気づきました!大好きなSPACEDのデイジー役、ジェシカが出てる!気づいてからは彼女の表情ばかり見てしまった…
pika

pikaの感想・評価

5.0
うぼぉえげぇれれれぇぇ。。。
この後味をなんと表現したら良いのかマジ半端ねぇ。
幽☆遊☆白書で仙水が霊界探偵を辞めたキッカケになった〈妖怪よりも人間が糞〉ってのをこれ以上ないほど完璧な美しさで表現した映画っつーのか、犯罪者やサイコパスなどの特異な感覚ではなく普通の人間が持つ強欲や罪を濃厚に凝縮し、台詞を聞かず連続して見なければそんな話だとはとても思えぬほど素晴らしい一級品の芸術作品で描いている反応に困る大傑作だった。

意図せずグリーナウェイ作品を「コックと泥棒〜」から順番に見てきて、最初は独特な作家性に戸惑って身に合わぬ感じで苦手意識があったけど、いつの間にやら虜になっちまった笑
また順番に見たことで作家性や芸術観が磨かれて行く過程も面白くて、最高傑作は常に最新作のごとく洗練されていっている様も凄い。
常に画面の中を色とりどりに装飾された人間がひしめき合い、動く絵画の如く美麗な彩色と配置を完璧に計算しつくされたカメラワークで収める演出が圧巻。
映画を構成する全てが完璧に統制されていて最高。

賛美歌のように美しい歌声と音色で人間の闇を歌い上げるミュージカル風な演出が独特だし、演劇舞台と観客を同時に映し、観客が舞台に影響し合ったり、幕間の休憩時間をも長回しで捉え続けることで役者と役という二重構造を映画で見ているという感覚が、舞台と観客だけでなく映画と我々側という線引きさえも乗り越えて、少しずつ虚構と現実の境界線が曖昧になっていく演出が凄い。

虚構の物語のはずが現実にある人間の闇へとスライドし、果ては他人事ではなく映画を見ている自分のことなのではないかと考え込んでしまうほどに侵食される。
キリスト教っつーか教会っつーか権威批判もブニュエル以上に直接的だし、それだけに留まらない汎用性があり、親の罪は子供が被る、血の繋がりだけではなく強い上の者が弱い下の者への圧力と搾取を抉り出す、人間全てに突き刺さる一刀だった。

ラスト30分はこの世の地獄かと思うほどで、エンドロール寸前のカーテンコールまで隅々美しい芸術で覆った反吐の出る凄まじさだった。
美と醜という相反するものが共存する現実をこの上ない説得力をもってまさに言葉通りのものとして対極にあるものを同時に表現してしまう凄さに痺れた。震える傑作。でも反吐が出る。
nilce

nilceの感想・評価

3.5
観たのはピーター・グリナウェイを理解するのがカッコいいと思っていた若かりし頃…結果、全然理解できてません。
が、ストーリーと映像の強烈さはトラウマレベル。何年も経っているのに取り憑かれています。
イシイ

イシイの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

グロいシーンもエグイシーンもあるけど、1番はハイみんな舞台の登場人物でしたよ拍手喝采ありがとう、て所が悪趣味。でもそこが最高だし下品にならないのがすごい。あれだけやってるシーンが多いのに全然エロく無いのは、性行為っていうより動物の生殖行為に近いからか。
haru

haruの感想・評価

4.0
絶対に人にオススメできない映画。

ちょー少子化のマコンで、大変美しい赤子が生まれた。母は醜い老婆であったが、その娘が赤子を横取りし、自らを母と名乗る。やがて神格化された赤子は、人々に崇められ、その母である娘は富を得るが、赤子の出現で衰退した教会も、赤子を利用しようとしていた。

「ベイビーオブマコン」という舞台は、観客であるメディチ家の白塗り大公がちょいちょいストーリーに絡んでくるという、観客参加型。俳優陣の舞台裏も見せてくれるので、多少グロくても結局はこの話は作り物であると認識した上で鑑賞できる。ところが途中からさりげなく死人が出たり、とんでもないアドリブが入ったりして、現実と虚構の境目が曖昧になってくると、その醜悪さに吐き気を催す。
グリーナウェイは「レンブラントの夜警」に続き2本目ですが、美と醜悪のコラボレーションで、圧倒的にゲロ吐きそうなのはこちら。最悪なラストを迎え、舞台の幕が下りたあとも、私たちだけ取り残されます。本当にやりたいことやってんなって感じの作品です。

人にオススメしたら、確実に人格疑われます。
レンタルAmazonビデオ
観劇中にちょくちょく介入してくるバカ殿様が最高にウザいんだわ。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.8
120分容赦なく不快感に追いかけ回される、現実は虚構(舞台)に飲み込まれ、神(聖人)を作り出した人々は神の名のもとに生き絶えて行き、神もまたバラバラに切り刻まれる。強欲に次ぐ強欲、搾取に次ぐ搾取、グロテスクの反復とは対照的にバロック様式の見るも鮮やかすぎる装飾、大掛かりな舞台装置、煌びやかな衣装に身を包んだ人間どもが終始画面全体を支配する。しかし結局はそんな全てがまやかしで、全てが醜悪で、絶望で始まる作品は絶望へと回帰していく。不毛な人間社会に産み落とされた神が作り出したものは結局さらなる不毛でしかなく、父は子に、母は子に永遠の罪を償わせ続ける。これは幼児虐待と搾取の映画、17世紀から20世紀、そして21世紀へと移行しても変わらぬ世界の縮図の映画、子供は永遠に大人の被害者であり、人々は神の被害者であり、そんな人々に作られた神もまた永久に被害者である。ちょっとこの感動は『カリギュラ』観て以来かもしれない、ただこれはある一定の層にしか絶対に受け入れられないと思う。とりあえずおちんちんとおっぱい、ひたすらおちんちんとおっぱいが画面のどこかに隠れんぼ、ぐちゃぐちゃと言うよりわちゃわちゃしてる、そしてドロドロしてる、暴力・欲望・復讐・罪・罰…そんな嫌悪感のメリーゴーランドに永遠と乗り続けるような作品、こう言う統制されたカオスが結局好きなんだな。
SNR

SNRの感想・評価

3.7
高校生の頃見てビックリした思い出。気持ち悪くて直視出来ないのに、グリーナウェイワールドにハマって少ない小遣いをやりくりして何度も見に行った。でもラストの残酷さは大人になってからやっと理解出来た。今見たらまた違う感想になりそう。好きな映画である事は変わらないと思うけど。
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