ベイビー・オブ・マコンの作品情報・感想・評価

『ベイビー・オブ・マコン』に投稿された感想・評価

Shaw

Shawの感想・評価

4.9
退廃の美とグロの完璧な融合。
舞台劇と映画の完璧な融合。
拍手の後にまた拍手は続き、幕のその奥にまた幕があり、欲望もまた、そして人間の業もまた続いてゆくのです...

最高。
グリーナウェイ作品は『コックと泥棒、その妻と愛人』『レンブラントの夜警』からの3本目。他にも観たいのいっぱいあるけれど、どれもえぐいので躊躇してしまう。

人間のもの凄く醜い部分を描いているのに、舞台装置と衣装はこれでもかというほど豪華絢爛。グロシーンどれもきっついけど、序盤の胎盤載せた大皿に素手突っ込んでるのが個人的に一番気持ち悪かった。

ロン毛のレイフ・ファインズはノーブルなイケメン。子役のメンタルが心配です。
ふぐ

ふぐの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

たとえこれが劇中劇中劇だとしても酸鼻を極めた内容、「人を傷つけてナンボ」な「芸術」ですらも尻尾を巻いて逃げ出すでしょう
観終わったあとここまで空虚に響く讃美歌もカーテンコールも人生二度と無いと思う
メディチ家大嫌いなサヴォナローラだってここまで凶悪に描かないんじゃないかというくらい
wakana

wakanaの感想・評価

3.4
THE BABY OF MACON



(with奈美子)
ヨーダ

ヨーダの感想・評価

4.0
演劇と現実が交錯して、最後に映画と現実が混ざり合う感じ嫌だなあ、オマエだよ

このレビューはネタバレを含みます

もうすごすぎて「鬱映画」だの「トラウマ映画」だのといった手垢のついた言葉では包みきれない。私は何を見せられたんだ。

鈴木清順の浪漫三部作、特に陽炎座が大好きなのでドンピシャに好きな世界(プロスペローの本は既に大好きだった)なのだけど、そこまでやれとは誰も言ってないんだよ。人の心は無いのか。無いんだよな。

演劇の体なのか現実の体なのかという疑問を「まあ言ってしまえば全部映画なんで」で煙にまいてしまう卑怯な構成。しかしその卑怯さで最後まで押し切るだけの力が充分にある画面でございました。
「演じる」という暴力だけならまだしも「鑑賞する」という暴力をドカドカ投げつけてくるために、ま〜無傷では観ていられません。
すげえ〜〜けどレイプ10分耐久がしんどすぎたのと赤子役の子が怖い思いしなかったか心配なのとで星3とさせていただきます!これを評価したら私の心が壊れる!!まじで怖かった!!!
殿下はかわいいね!!!

しかしその後私は何かというとベイビーオブマコンと比較しながら映画や小説を読むようになったので、やはり私の心は粉々に破壊されたのかもしれない。
自分の人間としての尊厳を形だけでも保つために星3という評価は変えませんけど。
JTK

JTKの感想・評価

3.4
やはり、フェリーニにニーノ・ロータが不可欠だったように、グリーナウェイにはマイケル・ナイマンが不可欠だったようだ。

それが公開時に観たときの物足りなさの正体。

もちろんディテールは全て忘れた。

映画を観ても2週間経てばかなり忘れる。
数年経てばほぼ忘れる。(苦笑)
RIO

RIOの感想・評価

4.2
奇跡を信じたい

神の秘蹟は生命力をもたらし
我々に幸福をもたらす

教会の祝福は美しい
豪華な変態が止まらない
現実と虚構の交錯

バロック最盛期 17世紀イタリア
ルネサンス時代
細部にわたる装飾
絢爛豪華な映像美

祝福の名の元に神から与えられる全てを
欲望を満たすためにガッツく
その秘蹟を競り落とす卑しい行為
ハゲタカと化す浅ましさが延々と
見せつけられる

聖なる赤子が誕生したことによって
奇蹟を女性だけの手で具現化できた
にもかかわらず
いつしか神聖な母性を失って
野心丸出しになってしまう
ついに神の代理人からの
厳し過ぎる鉄槌を喰らう
かなり厳しい
権力を行使して始まる
まるで悪夢
それがついにはゲームのように
ギリギリの表現
抉り方は普通じゃない

やはり自分が望んだようになる
演じたい役で自らの命まで落とす
象徴的な宗教劇
「ベイビー・オブ・マコン」
とどまることのない人間のエゴイズム

疫病と悲しみだけの世界にある
最後の最後までとんでもないものを
見てました
靉靆

靉靆の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

"傍観者"という意識を強烈に感じさせる。
"消費"という行為の残酷さ。

以前「コックと泥棒、その妻と愛人」を観てから、監督の他作品に触れたくて鑑賞。
豪華すぎる舞台装置に、派手な衣装。そして残酷な内容。ここまで"退廃"をみせてくれる監督は他に居ないんじゃないか、、?

演じているだけなのに、壮大なセットや内容のせいで、本当のことに思えてくる。演者たちが「演技だ」と言うものの、展開はエスカレートしてより残酷になっていく。

処女であることに固執する人々。処女ではない女には平気で娼婦と揶揄する人々。
女を苦しめる際、男たちが"欲を満たすためだけ"に駆り出される。女にとってもキツい内容だが、男にとっても感情理性もない男たちが大量に出てくるのもキツいのでは?と考えてしまった。

舞台で演じていた俳優→それを観ていた殿下率いる「第一の観客」→更にそれを観ていた「第二の観客」→そのまた更にそれを観ていた「第三の観客」→そしてこの作品を鑑賞している私たち「第四の観客」。
何重にも重なった観客たちは、観ることしかできない一方で、だからこそ作品を消費して楽しんでいる。
ハネケ監督の「ファニーゲーム」っぽさを感じました。。
hisauk

hisaukの感想・評価

3.9
ピーター・グリーナウェイ監督
女性にはエグい内容。
この監督、今何してるのかな??
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