ベイビー・オブ・マコンの作品情報・感想・評価

「ベイビー・オブ・マコン」に投稿された感想・評価

デンジャラス感、半端ないって!人にはおすすめできないグリーナウェイの問題作。後味が悪いので要注意。芝居とそれを見てる観客がいる設定だけど途中から芝居と現実が入り乱れる。直視したくないきついシーンもあり、軽い気持ちで2度見はできないけどグリーナウェイの描く世界は凡人には考えつかないような異次元の魅力がある。表現方法が過激すぎるけど人間の欲をあぶり出したかったのだとしたらよくできた傑作。終わり方も呆然だけどちょっと笑いたくなった。
zatoo

zatooの感想・評価

3.0
こう言う類いの作品はいつも評価高くしないくせに、鑑賞してしまう。
評価高くしないと言うことは、本当は嫌いなんだとやっと気づいた。

耐久ないなー。
きつかったー。
すこぶる体調いい日に見たのに、食欲なくしたのとレイプが長くて長くて早送りした。(10秒も見れません。)
そのあとから見る気なくして一気にラストに早送り。
ラストは「コイツらなんなん。」と客観的に呆然としてしまった。

この作品をカルト映画の生涯最後にします。もうこう言ったものは見ません。
それぐらいパンチがすごかった。

ここまで気持ち悪くなった作品だから少し加点しとく。。
しばらくハッピーな映画で頭ん中お花畑にしないとな。それぐらい強烈です。。
ある赤ん坊の母ポジションを手にいれた女性が主人公の、変なお話です(^-^)

異彩を放つ作品です。

世界というか、主人公達の住む宇宙が舞台上にあると思って見るような感じかと・・

・・何を言ってるか分からないかも知れないですけど、私も何を見たのか よく分かりません(^-^;

見易さ★
独特な雰囲気★★★★
お色気★
後味の悪さ★★
あーぁ

あーぁの感想・評価

2.7
絢爛豪華な地獄絵図。
これが噂の200人延々レ○プ。

醜いババアから可愛いチン子した赤ちゃんが生まれ、世は奇跡の子と崇める。

そこにその子供は処女懐胎した自分の子供だと宣言した女が現れ…

いやぁ聞きしにたぐわぬワケワカメ映画でしたな。

全編舞台劇のような作りで物語を演じる役者とそれをみる客という視点が入り乱れ、何が劇で何がリアルなのか見てるうちら側も訳わからんくなっていくというやつ。

言うほどグロくはないが違った意味でグロい映画には違いない(´Д`)
さすがグリーナウェイ。
観た後の気持ち悪さはギャスパー・ノエとこの監督ぶっちぎりかと。

無駄に美術や衣装が絢爛豪華でその対比の醜さがまた(´∀`)

ややあって処女懐胎やって言い張る娘に処女かどうかはレイプすればわかる!よしやろう!つって見てる観客や舞台の役者までよってたかってヒーハーして、何故か集団ヒーハーが映画終盤10分くらいの尺で続き、あんまり激しかったんか女は死んで、赤ちゃんの死体と一緒に並べてハッピーエンド。

そんな素晴らしい役者達の舞台劇に観客は拍手喝采で映画は幕を閉じましたとさ。

何これ(^ω^)?


まず子供の時にみたこの監督のコックと泥棒も気持ち悪くて合わなくって大人んなって見たらなんか分かるんちゃうんか?と見たがやっぱり合わんわ。

舞台とリアル、虚構と現実みたいな回りくどい演出もスカン。

総じて好きになれん映画やった。うん、しんどい(´Д`)

とりま乳飲み代理母の選出に汚いおっさんが代わる代わるおっぱいの味見するんですが、そこだけは一度はやってみたい!
クレミ

クレミの感想・評価

3.4
今の気分的に、見なくてもよかったいや見なきゃよかった…

醜い女から美しい男児が生まれ、女の姉が自分が処女懐胎で産んだ子だと主張したことで、2人は神様のように崇められる事になる、というストーリー。豪華絢爛で鮮やかな舞台セットからは想像もつかないほどエログロで救いようのない、生理的に受け付けられないインモラルさ。最後の女への惨すぎる仕打ちはちょっと見ていられなかった。お腹が痛い。

現実と虚構がだんだん混じり合っていく構造は結構好きな組み立て方。グリーナウェイは何本か見てみようかなと考えていたけれど、この様子だとこの他のは見れないかも。
劇中劇。エロくもなくグロくもなくただ狂っているが無味乾燥。
セットや衣装の豪華さはすごいが他は虚無。監督のコメントにもピンとこずあの狂気にも関わらずここまで何も感じない映画はすごい

と、当時の自分が感想を書いてる…
今観るとまた違うのかな…
makimaki

makimakiの感想・評価

3.8
かなりグロかった思い出が。
舞台なのか、現実なのか。
わけわからなくなる豪華絢爛。
音楽、ナイマンじゃなくて残念。
13+(13+13)+(13×13)=
欲ばるってどうすりゃいい
欲しいものってなんやったっけおれ
reephan

reephanの感想・評価

4.2
はじめまして!ピーター・グリーナウェイ監督。あと最後の一文を書いて投稿する直前でなぜかバグったのはあなたの呪いでしょうか。悲しいよ。

いやーーー。すごかった。度肝抜かれました。どんなレビュー書いたか忘れちまいましたが、この人の映画って生半可な気持ちじゃ観れない気がして今まで避けてきたけど、フィルマークスでこの作品のレビュー読んで気になってたらレンタル屋さんの棚にあったので思わず手にしてしまった。
体調のできるだけいい日に観た。
最初はよくわからないまま進んで行くんだけど、あ、これは豪華絢爛な舞台を貴族も民衆もみんなで観劇してるんだ!ってことがわかる。作物もできなければ、こどもも産まれない荒んだ世の中、醜いおばあちゃんとろくでなしのおじいちゃんからめちゃくちゃな美少年が産まれ、それを実の姉が、わたしこそが母である!しかも処女よ!って言って自分の利益のためにその美少年を利用することから始まる。
劇だからなのかすべてが大袈裟で異常で違和感もあるんだけど見たことあるぞ、この光景。今の世の中と同じ。この映画での宗教や教会である権力、私欲、搾取、影響。
無意味に問題を大きく取り上げまくって批判を浴びせるワイドショー、好き勝手言いまくるがや。でも結局、面倒になったりおもしろくなくなったり、興味がなくなれば人が死のうが知らん顔。すごい!
結局、問題を本質的には理解しようとなんてしてなくて、興味もないくせにひまだからおもしろそうなことには乗っかって、自分の利益や得になりそうなことに食いついて流されるだけ。
この舞台、あくまでフィクションなのに台本通りにいかなくなって現実と作り物の世界と見境いがつかなくなって、何がうそでほんとかわからなくなる。それも自分の生きてる今の世界でも思うことある。
わたしが母よ!って言ってた女は調子乗りまくって罰を受けるんだけど、このシーンは観てて心がではなく、性器がずきずき痛んだ。これほんとだからすごくこわくなった。
最後の終わり方、好きだけど後味悪いし、どうゆう意味か考え中。
衝撃だった!そして最後の方でようやく気づきました!大好きなSPACEDのデイジー役、ジェシカが出てる!気づいてからは彼女の表情ばかり見てしまった…
pika

pikaの感想・評価

5.0
うぼぉえげぇれれれぇぇ。。。
この後味をなんと表現したら良いのかマジ半端ねぇ。
幽☆遊☆白書で仙水が霊界探偵を辞めたキッカケになった〈妖怪よりも人間が糞〉ってのをこれ以上ないほど完璧な美しさで表現した映画っつーのか、犯罪者やサイコパスなどの特異な感覚ではなく普通の人間が持つ強欲や罪を濃厚に凝縮し、台詞を聞かず連続して見なければそんな話だとはとても思えぬほど素晴らしい一級品の芸術作品で描いている反応に困る大傑作だった。

意図せずグリーナウェイ作品を「コックと泥棒〜」から順番に見てきて、最初は独特な作家性に戸惑って身に合わぬ感じで苦手意識があったけど、いつの間にやら虜になっちまった笑
また順番に見たことで作家性や芸術観が磨かれて行く過程も面白くて、最高傑作は常に最新作のごとく洗練されていっている様も凄い。
常に画面の中を色とりどりに装飾された人間がひしめき合い、動く絵画の如く美麗な彩色と配置を完璧に計算しつくされたカメラワークで収める演出が圧巻。
映画を構成する全てが完璧に統制されていて最高。

賛美歌のように美しい歌声と音色で人間の闇を歌い上げるミュージカル風な演出が独特だし、演劇舞台と観客を同時に映し、観客が舞台に影響し合ったり、幕間の休憩時間をも長回しで捉え続けることで役者と役という二重構造を映画で見ているという感覚が、舞台と観客だけでなく映画と我々側という線引きさえも乗り越えて、少しずつ虚構と現実の境界線が曖昧になっていく演出が凄い。

虚構の物語のはずが現実にある人間の闇へとスライドし、果ては他人事ではなく映画を見ている自分のことなのではないかと考え込んでしまうほどに侵食される。
キリスト教っつーか教会っつーか権威批判もブニュエル以上に直接的だし、それだけに留まらない汎用性があり、親の罪は子供が被る、血の繋がりだけではなく強い上の者が弱い下の者への圧力と搾取を抉り出す、人間全てに突き刺さる一刀だった。

ラスト30分はこの世の地獄かと思うほどで、エンドロール寸前のカーテンコールまで隅々美しい芸術で覆った反吐の出る凄まじさだった。
美と醜という相反するものが共存する現実をこの上ない説得力をもってまさに言葉通りのものとして対極にあるものを同時に表現してしまう凄さに痺れた。震える傑作。でも反吐が出る。
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