愛野弾丸

ニューヨーク東8番街の奇跡の愛野弾丸のレビュー・感想・評価

3.5
作中にも何度かこのフレーズ出てきてるけど、
英語の原題「※電池は付属してません」が洒落てるわ。

ビル建設のために古アパートから退去をせまられる住人と、
そこへやってきた「小さな来訪者」の心温まるドラマ。

1987年というレトロな映画の安定感・安心感がある。
毒気のない、おとぎ話のようなファンタジー映画。

昨今のヘタなCGより、自然で違和感のない演出。
その辺りやはり制作指揮のスピルバーグ・マジックなのだろうか。

住人たちのキャラクターなど個性的に描かれるが、
中でも住民たちに立ち退きを強行するカルロスが見所。
ビル建設側の使いパシリでチンピラの悪役なのだが、
終盤に見せる立ち回りがなかなかにエモかった。
もちろん認知症の妻役のジェシカ・タンディありきだけど。
愛野弾丸

愛野弾丸